缶箱の中に日本語のマッチ箱があったような
starstarstarstarstar - 2年前
スペイン映画らしく暗い映像こそ風情があり、ゆっくりと時間が過ぎていく。
「ミツバチのささやき」の監督作品。当時5歳の妹アナ役の女優が50年ぶりに登場する。ミツバチファンとしては観ておきたい一品。
中年女性であるが大きな黒い瞳はまさしくミツバ… 続きを読む
スペイン映画らしく暗い映像こそ風情があり、ゆっくりと時間が過ぎていく。
「ミツバチのささやき」の監督作品。当時5歳の妹アナ役の女優が50年ぶりに登場する。ミツバチファンとしては観ておきたい一品。
中年女性であるが大きな黒い瞳はまさしくミツバチのアナだ。そのアナはとてもとても大事な役。
謎の失踪を遂げた中年男と彼を探すもうひとりの中年男。徴兵の頃からの仲間だった2人。失踪男の記憶が戻るかが焦点のヒューマンドラマであるが、終盤戻らなくても良い気がしてくる。それも彼の運命だから。
2024.2.11
時、記憶、思いの美しさと残酷さ
starstarstarstarstar - 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
どちらとも取れるラスト。
私にとってはうっすらと恐怖を感じるものでした。
カズオ・イシグロの「わたしたちが孤児だったころ」を読んだ時の感覚にとても似ている。
時間と記憶の深く暗い海に落とされた感覚。
人物達の思いは元々方向が違い、長い時を経て同じ所に向かうどころかずれ幅が広がる。
アナの思いは劇中劇の父娘の様にはいかない。
ミゲルがかつての恋人に会うシーンでも思いのずれが微妙でとても切なかった。
フリオの生きづらさは、スペイン内戦下を生きたことが彼に影を落とし癒えない悲しみをもたらした為なのかは、仄めかしや散りばめは多くありますが明らかではない。
しかし記憶がない現在に幸せと安らぎを得ている。
お酒に溺れてもいない。
逃げてから忘れたのか、忘れたから失踪したのかもわからず、記憶を取り戻せるのか、あるいは取り戻すことがミゲル、アナ、フリオにとって幸せをもたらすのかどうかは見る側に投げかけられました。
正解はない。
自分は一体何者なのかという問いかけも多い。
「名前には意味がない」とし、自分の存在とは自分と他者による記憶の蓄積によって構築されるというとてもあいまいで形のないもの。
時、記憶、思いは美しくて残酷。
「ビクトル・エリセ」「アナ・トレント」で映画ファンホイホイなわけですが、『ミツバチ…』を最近見て知った私もしっかり釣られました。
2時間程は丁寧に描かれ、最後1時間で物語が動き出す。動き出した時に、それまでのシーンがどれほど大切だったのかを思い知る構図。
人物達の「目」が語る記憶や思いの海へ沈んでいく、たっぷりとした鑑賞時間でした。
あまりわからず
starstarstarstarstar - 2年前
瞳をとじて
残念ながら監督の主たるメッセージみたいなものを掴む事はできなかった。
良い映画な雰囲気は伝わってきたんだけどどうしても長さを感じてしまいぼーっと見てしまうシーン多々あり。
記憶や目に見えるものよりも今肌身で感じる優しさや温もり… 続きを読む
瞳をとじて
残念ながら監督の主たるメッセージみたいなものを掴む事はできなかった。
良い映画な雰囲気は伝わってきたんだけどどうしても長さを感じてしまいぼーっと見てしまうシーン多々あり。
記憶や目に見えるものよりも今肌身で感じる優しさや温もりみたいなものを大切にやさしく描いてる終盤は引き込まれた。
個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 Firebird ファイアバード 4.8
3 コット、はじまりの夏 4.7
4 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
5 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 4.5
6 アクアマン/失われた王国 4.5
7 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
8 異人たち 3.7
9 ミツバチと私 3.6
10 僕らの世界が交わるまで3.0
11 カラーパープル 2.9
12 弟は僕のヒーロー 2.8
13 ジャンプ、ダーリン 2.5
14 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
15 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
16 哀れなるものたち 2.3
17 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
18 瞳をとじて 2.2
19 ゴースト・トロピック 2.2
20 葬送のカーネーション 2.2
21 Here ヒア 2.1
22 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
23 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
24 VESPER/ヴェスパー 1.5
25 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5
花瓶の水
starstarstarstarstar - 2年前
劇中劇の、映画のシーンで中国娘(この娘もそういう設定だけど中国人には見えない。西洋人には東洋人に見えるのか?)の描き方。なんか、それだけで、異文化への理解の浅さ、というかオリエンタリズムという偏見を感じてしまう。彼女のアイメイクを花瓶の水で… 続きを読む
劇中劇の、映画のシーンで中国娘(この娘もそういう設定だけど中国人には見えない。西洋人には東洋人に見えるのか?)の描き方。なんか、それだけで、異文化への理解の浅さ、というかオリエンタリズムという偏見を感じてしまう。彼女のアイメイクを花瓶の水で濡らした布で拭き取る意味が分からない。たいてい、あの水は臭い。外国人から見たアジアが出ると、全て浅く見えてしまう。
瞳を閉じて、というのはラストでフリオがそうするけど、そこに意味を持たせるつもりか。思い出したというより、理解したのかもしれないけど。
…で?
starstarstarstarstar - 2年前
最後は結局どーなったわけ?…という感じでよく分からない。長くて退屈なんだけど我慢して観ていたらいよいよ後半で話しが進んできた…と思っていたのにラストがこれかー…という感じでがっかり。
陰翳礼讃で陰の使い方がお上手。それを観るための映画だったのかな…ということで我慢かなー。みつばちの…よりはまだストーリーがあったのでマシ。