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瞳をとじて ポスター

瞳をとじて

3.9 169分 2024/2/9 (金) 公開
Gスペイン
チケット予約

あらすじ

映画『別れのまなざし』の撮影中に主演俳優フリオ・アレナスが失踪した。それから22年、当時の映画監督でありフリオの親友でもあったミゲルはかつての人気俳優失踪事件の謎を追うTV番組から証言者として出演依頼を受ける。取材協力するミゲルだったが次第にフリオと過ごした青春時代を、そして自らの半生を追想していく。そして番組終了後、一通の思わぬ情報が寄せられた。「フリオによく似た男が海辺の施設にいる」。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
ビクトル・エリセ
キャスト
マノロ・ソロ/ホセ・コロナド/アナ・トレント ほか
配給
ギャガ

クチコミ

…で?

- 2年前

最後は結局どーなったわけ?…という感じでよく分からない。長くて退屈なんだけど我慢して観ていたらいよいよ後半で話しが進んできた…と思っていたのにラストがこれかー…という感じでがっかり。 陰翳礼讃で陰の使い方がお上手。それを観るための映画だったのかな…ということで我慢かなー。みつばちの…よりはまだストーリーがあったのでマシ。

Takako Motohashi ネタバレ

Cerrar los ojos

- 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

よかった。以上。これで終わりにしたいくらいよかった。 映画をテーマとした映画にハズレなし、と思ったのもあるし、映画、テレビ、本という記録するメディアと人々の記憶、都会のマドリードと海を臨む介護施設などの対比的モチーフも目を引く。シンプルで淡々と進行する物語にも飽きることはなく、ミゲルと旅を共にするような気持ちで観ることができた。贅沢な映画の時間であった。

再び奇跡のような作品

- 2年前
『マルメロ…』以来待ち続けてきた31年ぶりのエリセ監督の長編新作、何と不思議で謎めいた映画だろう。(レビューをなかなか書けなかったくらいの比類のなさ。タイムリミットと思い、とりあえず書きますが。) 物語は、かつて映画の撮影中に突然姿を消し… 続きを読む

『マルメロ…』以来待ち続けてきた31年ぶりのエリセ監督の長編新作、何と不思議で謎めいた映画だろう。(レビューをなかなか書けなかったくらいの比類のなさ。タイムリミットと思い、とりあえず書きますが。) 物語は、かつて映画の撮影中に突然姿を消し、その後消息不明のままの俳優フリオを、友人で監督でもあった主人公ミゲルが、TV局からの誘いでTV番組を通して捜索に乗りだすストーリー。 謎めいているのは、失踪したフリオの失踪の原因も、その後の足跡も生死もわからないからだけではない。 この映画のファーストショットとラストショットの双面のヤヌス像は何を意味するのか。主要登場人物たちの多くが複数の名前を持ち、彼の過去作の断片があちこちに埋め込まれ、鏡の国のように乱反射している。映画内映画で始まり、映画内映画と現実が向き合い、映写機のフィルムが全て巻き取られた音で終わるこの作品は、謎めいているけれども、圧倒的に確かな何かを伝えてくる。 不思議なのは、鑑賞しているこちらも(少なくとも筆者は)ガルデルになったかのような気分に襲われることだ。コツコツと記憶と心の深層を叩く音が、ガルデル同様、この映画を観ている鑑賞者にも(少なくとも筆者には)聴こえてくる…。コツコツと…。 フィルムと映画館への哀惜の思い。マックスがミゲルに言うように、映画の歴史の9割はフィルムであり、フィルムは映写機にかけられて映画館の暗闇で観るべきもの。全く同感だ。 映画のラスト、ガルデルとともにわたしも眼を閉じる。確かな何かを受け留めるために。 主演のマノロ・ソロはじめ、俳優陣も素晴らしい。

169分と少し長めなのに面白さが持続

- 2年前

落ち着いて静かな音と映像なのですがドラマティックな展開で169分と少し長めなのに面白さが続きました 相似形の入子構造 海 ゲート 老いと記憶 名前と呼び名 血のつながり 見えるものと聞こえる声

プリンのお風呂で溺れる幸せ

- 2年前
映画の中で映画を観る。   映画館で映画を観る映画を映画館で観るオレ(笑)。 映画の一部になった感覚を味あわせてくれる。 例えるならプリン大好きな子がプリンのお風呂に入りたいと願ってそれが叶った感じ。あほっぽい例えですみません(笑)。 わか… 続きを読む

映画の中で映画を観る。   映画館で映画を観る映画を映画館で観るオレ(笑)。 映画の一部になった感覚を味あわせてくれる。 例えるならプリン大好きな子がプリンのお風呂に入りたいと願ってそれが叶った感じ。あほっぽい例えですみません(笑)。 わかりにくいが要するに映画の映画である。  近年巨匠たちの中で大流行の映画の映画ブームはここにきてまた真打ち登場。 そしてタイトルが「瞳をとじて」。 映画の映画なのに瞳をとじたら映画は見えない。  理不尽な映画のような感じになるがそうではない。 瞳をとじて映画を見ろと言っていると思う。 それは物理的に視覚で感じろではなくて言うならば魂で感じろということであると。 記憶をなくすと記憶に付いていた魂もなくすのか。 記憶にない人を見る時に壁を見るように見るという表現があった。魂の入ってない人には魂が入っているものが見えない。何かそこには本来目に見えない「つながり」がある。さながら映画と動画の違いでもあると思う。 ただダラダラ撮っただけの動画と映画を一緒にしてくれるなと。「カラオケ行こ」の映画見る部の彼が怒っていたように。 父親と子が軸。 悲しみの王と娘。フリオと娘。 この2組の親子を中心に描かれるが、忘れるなかれ。主人公ミゲルの子はどうなったのか。それぞれの悲しみの深さは計れないが、ミゲルの持つ傷も相当深い。きっとこの傷がミゲルを突き動かしていると思う。描かないことで深さを感じる。 フリオの持ち物の中にあった三段壁ホテルのマッチ。三段壁は自殺の名所。他にもその持ち物の中に戦利品があったと思いますがおそらく同様の意図を示唆するものでしょう。フリオがそんな場所を転々と巡っていた考えると切なくなります。

沈黙の協定

- 2年前
これからみんなで仲良くやっていくためにフランコ政権時代のことは忘れよう、という主張や政治的な妥協が現実のものとなったスペインでは、当然そのことへの反発があり、そういうテーマ(フランコ政権下で奪われた子供の問題も含む)の映画が作られましたし、… 続きを読む

 これからみんなで仲良くやっていくためにフランコ政権時代のことは忘れよう、という主張や政治的な妥協が現実のものとなったスペインでは、当然そのことへの反発があり、そういうテーマ(フランコ政権下で奪われた子供の問題も含む)の映画が作られましたし、いくつかは日本でも公開されました。スペイン国内では歴史記憶法と称されることもある法律もできたようですが、批判も多いとか。  こういう背景に照らして、記憶と忘却とそれを取り戻そうとする奮闘を描く本作は、重く受け止められるものとなっていると感じました。

chakemo ネタバレ

時、記憶、思いの美しさと残酷さ

- 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

どちらとも取れるラスト。 私にとってはうっすらと恐怖を感じるものでした。 カズオ・イシグロの「わたしたちが孤児だったころ」を読んだ時の感覚にとても似ている。 時間と記憶の深く暗い海に落とされた感覚。 人物達の思いは元々方向が違い、長い時を経て同じ所に向かうどころかずれ幅が広がる。 アナの思いは劇中劇の父娘の様にはいかない。 ミゲルがかつての恋人に会うシーンでも思いのずれが微妙でとても切なかった。 フリオの生きづらさは、スペイン内戦下を生きたことが彼に影を落とし癒えない悲しみをもたらした為なのかは、仄めかしや散りばめは多くありますが明らかではない。 しかし記憶がない現在に幸せと安らぎを得ている。 お酒に溺れてもいない。 逃げてから忘れたのか、忘れたから失踪したのかもわからず、記憶を取り戻せるのか、あるいは取り戻すことがミゲル、アナ、フリオにとって幸せをもたらすのかどうかは見る側に投げかけられました。 正解はない。 自分は一体何者なのかという問いかけも多い。 「名前には意味がない」とし、自分の存在とは自分と他者による記憶の蓄積によって構築されるというとてもあいまいで形のないもの。 時、記憶、思いは美しくて残酷。 「ビクトル・エリセ」「アナ・トレント」で映画ファンホイホイなわけですが、『ミツバチ…』を最近見て知った私もしっかり釣られました。 2時間程は丁寧に描かれ、最後1時間で物語が動き出す。動き出した時に、それまでのシーンがどれほど大切だったのかを思い知る構図。 人物達の「目」が語る記憶や思いの海へ沈んでいく、たっぷりとした鑑賞時間でした。

ある意味軽やかな

- 2年前

ビクトルエリセ新作。設定だけで感動的

缶箱の中に日本語のマッチ箱があったような

- 2年前
スペイン映画らしく暗い映像こそ風情があり、ゆっくりと時間が過ぎていく。 「ミツバチのささやき」の監督作品。当時5歳の妹アナ役の女優が50年ぶりに登場する。ミツバチファンとしては観ておきたい一品。 中年女性であるが大きな黒い瞳はまさしくミツバ… 続きを読む

スペイン映画らしく暗い映像こそ風情があり、ゆっくりと時間が過ぎていく。 「ミツバチのささやき」の監督作品。当時5歳の妹アナ役の女優が50年ぶりに登場する。ミツバチファンとしては観ておきたい一品。 中年女性であるが大きな黒い瞳はまさしくミツバチのアナだ。そのアナはとてもとても大事な役。 謎の失踪を遂げた中年男と彼を探すもうひとりの中年男。徴兵の頃からの仲間だった2人。失踪男の記憶が戻るかが焦点のヒューマンドラマであるが、終盤戻らなくても良い気がしてくる。それも彼の運命だから。 2024.2.11

花瓶の水

- 2年前
劇中劇の、映画のシーンで中国娘(この娘もそういう設定だけど中国人には見えない。西洋人には東洋人に見えるのか?)の描き方。なんか、それだけで、異文化への理解の浅さ、というかオリエンタリズムという偏見を感じてしまう。彼女のアイメイクを花瓶の水で… 続きを読む

劇中劇の、映画のシーンで中国娘(この娘もそういう設定だけど中国人には見えない。西洋人には東洋人に見えるのか?)の描き方。なんか、それだけで、異文化への理解の浅さ、というかオリエンタリズムという偏見を感じてしまう。彼女のアイメイクを花瓶の水で濡らした布で拭き取る意味が分からない。たいてい、あの水は臭い。外国人から見たアジアが出ると、全て浅く見えてしまう。 瞳を閉じて、というのはラストでフリオがそうするけど、そこに意味を持たせるつもりか。思い出したというより、理解したのかもしれないけど。

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