集中できない
とても面白いのだが、背景のクオリティーがバラバラなのがどうにも気になる。 何か意図がありそうと思ってしまうと、そちらにばかり目がいくが、結局わからない。 主要登場人物以外の人物描写もテキトーなので、きっと背景にはあまり意味はないのだろうというのが結論。 とてもチャレンジングな映像表現も沢山あるだけに、そちらに集中できるようにしてほしかった。勿体無い。
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生まれつき足が速く、「友達」も「居場所」も手に入れてきたトガシと、辛い現実を忘れるため、ただがむしゃらに走っていた転校生の小宮。トガシは、そんな小宮に速く走る方法を教え、放課後2人で練習を重ねる。打ち込むものを見つけ、貪欲に記録を追うようになる小宮。次第に2人は100m走を通して、ライバルとも親友ともいえる関係になっていった。数年後、天才ランナーとして名を馳せるも、勝ち続けなければいけない恐怖に怯えるトガシの前にトップランナーの一人となった小宮が現れるー。
とても面白いのだが、背景のクオリティーがバラバラなのがどうにも気になる。 何か意図がありそうと思ってしまうと、そちらにばかり目がいくが、結局わからない。 主要登場人物以外の人物描写もテキトーなので、きっと背景にはあまり意味はないのだろうというのが結論。 とてもチャレンジングな映像表現も沢山あるだけに、そちらに集中できるようにしてほしかった。勿体無い。
冒頭は小学生編。ここで既に主人公のトガシは走ることに哲学を持っている。訳ありのようにも単なる変わり者のようにも見える転校生の小宮にその哲学を披露する。 中学生日本一の仁神もまた、自身の哲学を小学生のトガシに語る。 高校生編では、小宮の高校に講演に来た最速スプリンター財津が、小宮の質問に応えて生徒たちを前に観念的な持論を展開する。 社会人編では、ベテランの海棠が人生観に近いスプリンター理論をトガシに語り、小宮も自分が走ることの意味を財津に向かって話す。 そして、トガシは子供のころから信じていた信念に帰結したようだった。 100mを誰よりも早く走る、その10秒に人生を賭けて完全燃焼する彼らだから、哲学も生まれようというものか…。 小宮と出会ったことで初めて負けることの恐怖を知ったトガシ。誰よりも速く走ればすべてが解決すると信じる彼は、何も解決しない世界へ足を踏み外したのだろうか。 トガシと出会ったことで誰よりも速く走ることの恍惚感を知った小宮。新記録を出すためだけに走ることに没頭する人生を歩む。 二人にスプリンターとしての道標を指し示した先輩たちや、刺激を与えた後輩たち。 年齢も生い立ちも異なる男たちが、それぞれ孤独な戦いを経てついに選手権レースのスタートラインに並ぶという群像劇を、トガシと小宮の対比を中心に描いていく。 そこには、いわゆるスポ根マンガ的な挫折と復活のドラマもあるにはあるが、熱くというよりドライに描き出す。 超凡人である私には、身体能力の限界に挑む彼らが到達するゾーンは想像すらできないが、勝つ者も負ける者もその一瞬にかける生き様は神々しいばかりだ。 この映画は多くの場面でロトスコープを用いているのではないか。エンドロールにクレジットされていたのは、ライブアクションの俳優だと思われる。 ロトスコープはともすれば動きが実写と変わらなくなってしまい、リアルで滑らな反面アニメーション的な面白みに欠けてしまう危険性がある。 しかし、斬新な演出でアニメーションならではの迫力と情緒を醸し出している。 スピード感を出すための描写、足の違和感を示す描写などに加えて、背景もその場面の状況によって異なる描法を用いている。背景をも心理描写の一部にしているのだ。 究極は雨中のレースのシークェンスだ。 本当の雨の競技会を撮影してロトスコープでアニメに起こしたのではなかろうか。いかにも本物らしい競技会の模様から長く激しい10秒間の描写へと流れていく、あの緊迫感。 そして、土砂降りの雨が幕を下ろすかのように人物を遮蔽していく演出のセンスには脱帽だ。
実写映像をトレースして作画するロトスコープ手法で作られたアニメ。 昔からある手法だが、凄く新鮮に感じられ、疾走感や感情の爆発するシーンに引き込まれた。 アスリートの青春アニメと半ば思っていたが、長い人生のいくつもの分岐点でいくつま選択を重ねてきた全ての人に刺さる映画でした。 ヒゲダンの曲も良き。
上の子に「面白かったよ」って教えてもらって原作漫画のことを何も知らないまま観たいものリストに入れていたのですが、とても面白かったです! テーマ音楽が7拍子なのが良いですし 音と映像のリンク具合が全編良くて 物語的にも「生きること」の納得感があって 生きながらえてもうほぼ先の見えかけている身に沁みました 終わり方は特に好きで記憶に残りそう
こんな映画をやっていることすらしらず、レビューの高評価で見てみたら、とっても良い映画。 キャストそれぞれ輝いて見えた!