中村耕一に逢いたくて
中村はシブいボーカルであったが、まさかの薬物使用で脱退、どうしているのか?と思いつつ、この映画のようにさまざま職場を渡り歩いていたのであろうか? 特にJ-walkのファンでなくとも、あの頃「何も言えなくて〜夏」を「言えない夏を過ごしたせい… 続きを読む
中村はシブいボーカルであったが、まさかの薬物使用で脱退、どうしているのか?と思いつつ、この映画のようにさまざま職場を渡り歩いていたのであろうか? 特にJ-walkのファンでなくとも、あの頃「何も言えなくて〜夏」を「言えない夏を過ごしたせいにしてカラオケで歌った人」は多いのではないだろうか。「何も言えない〜男」中村は72歳になっても、口下手であった。 映画の役なのに、ほぼ中村耕一として出演。薬で周囲に迷惑をかけ、隠遁生活。それでも、若い遥美のボーカルに出会い、恥を忍んで昔の仲間の所を訪れる。 映像は綺麗に撮れてないし、最近の日本映画のように タイムリープも無い。しかし今も生きている中村耕一が 若い女性ボーカルの歌声に覚醒し、中村自身が封じ込めていた歌唱を再開する。というこのシンプルな物語は、お茶の間のテレビ番組ではなく、映画として映画館で観てもらう事にきちんと意味がある。 斯して映画界の重鎮達の脇役の出演も 決まったのだろう。 どれ程心が折れても、身の周りの人を大事にして自分の役割を見つめ、努力を継続する者の再生を認めない社会ではない。と思いたい。 闇バイトで悪党の手先として血に染めた指先を後悔するだろう若者に、刑期を終えたら見て欲しい映画でもある。 いつか中村のボーカルで「once in your life」も聴きたい。正直エンドロールの音楽は、コレだろうと勝手に期待していた。