2025年ベスト
ハラハラして、ニヤリとして、またハラハラして… 最高に楽しめ、とても考えさせられる、良い子ども映画。
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上田唯士10才、小学4年生。生き物が好きな、いたってふつうの男子。そんな彼が恋をした。相手は、“環境問題・意識高い系女子”の三宅心愛。彼女に近づこうと、心愛が夢中になっている“環境活動”を共にすることに。そこにクラスのちょっぴり問題児・橋本陽斗も加わり、3人が始めた活動は思わぬ方向に。
©︎ 2025「ふつうの子ども」製作委員会
ハラハラして、ニヤリとして、またハラハラして… 最高に楽しめ、とても考えさせられる、良い子ども映画。
この子ども(役者)たち。いったいどうやって引き出すのか?この表情。この演技。主役の子だけでなく子ども達のこの複雑な表情は、どれほどこの場面の背景を理解しての事なのか?びっくりする。 風間俊介先生の適度なテキトーさ。蒼井優の母さんの寄り添う優しさ。滝内公美母の厳し過ぎの言葉。ラスト30分は、別軸の面白さ。 でもわからないのは、最後の心愛のセリフ HOW DARE YOUなら、ちょっと切なすぎる。 だいたい唯士に伝わってないし。
1.おとぼけ少年。小心者。主役。 2.環境問題に興味を示す少女。肝が座っている。主役少年の憧れ。 3.いたずら少年。リーダー格。 この3人がやらかす。少しやり過ぎたが小学生のやること。学校にバレる。保護者登場で大人が火消しに向かう。そこでの子どもたちは歪んだ子はいなく確かに普通だ。 作品は映画「小学校〜それは小さな社会〜」と似ている。1人の児童を中心とした何気ない学校生活を映しているのは同じだが「小学校...」はドキュメンタリーに対し本作は子役の役者がしっかりと演じている点。 学校は小さな社会であり好きなことばかりではなく苦労も伴う。気をつかいながら社会は回っているを知らされる少年たち。生きていくって大変なのだ。 2025.12.12
どの大人も「こどもの頃にこうしたことがあったな」と感じる作品だった。それぞれに「こだわり」があり、そのこだわりを卑下されると時に喧嘩にもなる。ただ、「こだわり」以外の接点があるからこそ、互いを理解しようとする。そして大人になれば「冷めた目」になり、身の回りのこと以外は切り離そうとする。 今回の子どもたちの演技は光り、蒼井優さんを始め大人たちの演技も素晴らしく、そうした社会性をとてもよく描いていた。 ただ残念だったのが脚本だった。SDGsを取り上げながらも、その点へのメッセージ性や方向性が希薄だった。 モデルにしているグレタさんたちは無差別に攻撃せず、対象を選別していることを明らかにしている。今回の作品では温室効果ガス対策を施している牛舎も攻撃対象にしているが、脚本側が「活動家とはこういうもの」といったステレオタイプとして扱っているように感じた。「そうではない。こどもはそこまで考えずに行動するもの」という意図であれば、グレタさんたちの動画に影響を受けたという描き方に矛盾がある。グレタさんたちの手法は賛成できないが、描き方として極めて杜撰だった。 また牛についても、こどもたち3人が手を加えて半日後に初めて牛が発見されていたが、少しでも牛のことを理解して脚本化していれば、本来はあり得ないことだ。 酪農家は24時間365日、牛と向き合う過酷な仕事だ。未明には乳しぼりやエサやりを行い、牛舎の掃除や牛の健康観察など仕事は絶え間ない。にも関わらず、少なくとも半日もの間、牛がいないことに気付かないような描き方は、酪農家などが見れば悲嘆に暮れるだろう。 「死刑に至る病」など他の脚本では素晴らしいものが多く、呉美保監督の作品にも期待が高いだけに、今回の取材不足には「一体どうしたんだろう」と不安さえ抱いた。 こども社会とSDGsを絡ませる発想は悪くはなかったが、見方によってはSDGsに注目することを単に「こどもの流行り病」と感じさせてしまう。もう少し希望を描かせるような別の描き方がなかっただろうか。
ふつうの小学生のふつうな暮らしから始まり、すこし不穏な空気が流れるものの、穏やかに流れていく序盤。 どういう展開になるのか観ていると、徐々にきな臭くなる中盤。子どもの知恵だけではない気もするけど、まあそこはよし。脇の同級生含めて、とても自然な演技が瑞々しいです。 終盤、まあそうなるよねーという展開になるけど、不思議と予定調和とは感じません。もすこしだけ、中盤で家族の伏線があってもよかったかな。(個人の感想です。) 最後、彼女はなんてつぶやいたのだろう?