愛
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1960年代ワイオミング州。羊の放牧管理のために雇われた若者二人の運命を、雄大な自然描写と本格派俳優たちによる感情の機微で丁寧に紡ぐ。 出演は、『ダークナイト』のジョーカー役で著名な故ヒース・レジャー、『ナイトクローラー』のジェイク・ギレンホール。圧巻だ。 と思いながら観ていたら『レ・ミゼラブル』のアン・ハサウェイ登場。一瞬だが貴重な上半身を披露している。 ヒース・レジャー演じるイニスの妻アルマは『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のミシェル・ウィリアムズ。複雑な心境の難役をそつなくこなしている。 孤独で過酷な山での生活がそうさせるのか、元々うちに秘めていたものが目覚めたのか、それを彼らは意識していたのか、していなかったのか。考えるのも面白い。 ただ仲良くなるだけではなく、殴り合いをしてしまうのも複雑な感情の混ざり合いを上手く表現したシーンで味わい深い。 それにしても嫁に見られるのは不用意すぎる、その時のBGMが穏やか(カントリー調ギター)なのもなんだか可笑しい。 彼らは両性愛者なのだろうか、よく同性の感覚がある女性と子どもまで作れたものだ。タブー視されていた頃は彼らのように生きざるを得なかったのだろうか。 ただし、離婚しても関係性が続くのはかの国らしいとこの手の展開の映画を観るたびに思う。また決まってパパは子どもには好かれていがちだ。 「ゲイ・カウボーイ・ムービー」と評されることもしばしばあるが、アン・リー監督の言うとおり、「普遍的な愛の物語」である。