司法試験
10年浪人しても 価値があるのか
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佐藤サチ(22)は、ダンス好きの活発なアウトドア派。佐藤タモツ(23)は、正義感の強い真面目なインドア派 。正反対な性格だがなぜか気が合い、程なくして付き合い同棲を始める。そして5年後。弁護士を夢見るタモツは、司法試験を受けるが不合格が続く。しかし諦めずまた挑戦したいというタモツを応援するサチ。 会社員として働いていたサチは、 一人孤独に頑張るタモツを助けようと、一緒に勉強をはじめる。 数年経ってもタモツは相変わらず不合格だった一方、サチが司法試験に受かってしまう......。申し訳ない気持ちのサチと、プライドがズタズタのタモツ。そんな中、サチの妊娠が発覚!ふたりは結婚することになる。 産後すぐに、弁護士として働き出し忙しい毎日を過ごすサチに対し、 タモツは、塾講師のアルバイトをしながら家で息子の世話、その片手間に司法試験の勉強をしているので全く集中できずにいた。そんな生活の中、忙しいサチが息子の支度を忘れたり、家でのだらしない姿にタモツはイライラが募る。 育児に対する考え方も全く違うふたりは対立し、次第に絶妙に保たれていたはずのバランスが崩れ始める。
©︎ 2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会
10年浪人しても 価値があるのか
ふたりの15年を描くものの司法試験に受かり弁護士になったあとの髪型以外は見た目の変化がまったくなくて15年を感じられなかった
どんな風に終着するんだろうと、観ていて途中からはすごく苦しかった。 サチが合格したあの時からもう関係はぶっ壊れてたんだよな。 それでもお互い好きだから連れ添って、家族になって、でもやっぱりお互い声には出さないけれど思うところや不満が溜まっていって。 離れることがお互い1番いいだろうなと思ったけれど、合格することが離婚のモチベーションだなんて、こんなにも合格を素直に喜べないことある…? 第三者の私の目からすれば、2人の出会いはまさに運命的に映ったから、残酷すぎる展開にただただ苦しかった。 両者どちらの苦しみも分かるからこそ、しんどかった。 長年の夢を叶えて晴れやかな保とは対照的に、献身的に支えてきた結果サチが手に入れたものがかわいそうで、泣きそうになった。
人生後半だからこそ感じる事が出来る盛り沢山の内容で凄く考えさせらた。 これから結婚する共働きを考える若い人にも観て欲しいし、一昔前の子育てを嫁任せにしていた方にも観て欲しい。ワンオペも孤独で苦しい、家族の為にと働き家にお金を入れても孤独。 核家族になり、又、親が遠方で簡単に手を差し伸べらない場合、支援が無ければやはり今後の少子化は避けられないし、非婚、離婚の原因になる。 若い夫婦は生活で手一杯な状況なのに老親の問題も降り掛かる。日本全体の問題である。
逃げる男と立ち向かう女。 この世の中に幾千もあるラブストーリーは、あらゆる環境や立場や修飾を全部取り除けばとどのつまり「逃げる男」と「立ち向かう女」を描いているだけに過ぎないと思う。 誤解を恐れずに言うならば、全てのラブストーリーに当てはめれると思う。一見、違うように見えてもだ。 例えば、結婚式に花嫁を奪い去る「卒業」のような映画でも、ぱっと見では男根主義のマッチョ的思考のように思われるが、よくよく考えると男は奪って逃げるので結局は「逃げる」、女は切っても切れない家族だらけの結婚式からみんなの意に反して去る訳なので現実に「立ち向かう」ことになっているのです。それこそ生い立ちから今までの人生の全てを捨てさってもう帰れない覚悟で「立ち向かう」。 ラストに至る決断も結局は男が逃げてると思う。現実に立ち向かわずに。 別にこれはネタバレでも何でもなく勝手に思っていることなのですが、「自分が宣言したからその結果に従っているだけ」というしょーもない理由。どうすべきかはわかっている。自分の本当の気持ちもわかっているから。わかっている上でそれでもゆずれない部分がある。これをプライドや意地というかもしれないけれど、そんなかっこいい言葉で表現したくない。もっと醜くて汚いものです。 佐々木希がくだらない男と言ったのがよくわかります(そしてこの方が言うと説得力がすごい)。そしてそのまま変わっていない。 とはいえこれは勝手な解釈で男を否定してるわけではなくて自分を見てるようで辛いということです笑。あわせ鏡でダメージがすごい。勝手にですけどね勝手に。 だってすごい人ですよこの人。いろいろあったけど苦労して夢を掴んだ人です。 もうひとつ言わせてもらえれば、実際にすごい賢い人たちです2人とも弁護士。あらゆる知識と経験とまた離婚弁護士な感じなのであらゆる実例とがあります。その上で、夫婦での小さい言葉の捉え方で揉め事に発展する。 同じことをしてる。賢い人たちでも夫婦という形の中で同じようにもがき苦しんでるのは、安心感を覚えました。 女性の監督です。辛辣に、逃げずに立ち向かって真実を出そうとした。 最後に、こんな二元論の結果では到底ないのですが、男の自分がはっきりと逃げずにこう言い切りたいと思います。これは自分だけの感想なので悪しからず。 男が悪い。 映画館を出た時に世界が違ったように見えました。