狂気化したランボー女は最強
原題はLove Lies Bleeding。どう変換しても「愛はステロイド」という邦題にはならないが。A24っぽい作品でもあった。 変人が何人も登場する。父、義兄、ムキムキ女。主人公の女も変わっているが傍人たちがそれを上回る変わり者かつ危険人物。 穏やかで無い展開に意外にも見入ってしまう。ホラー?コメディ? 2026.5.6
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1989年。トレーニングジムで働くルーは、自分の夢をかなえるためにラスベガスに向かう野心家のボディビルダー、ジャッキーに夢中になる。しかし、町で警察をも牛耳る凶悪な犯罪を繰り返す父や夫からDVを受け続ける姉を家族に持つルーの身の上によって、ふたりの愛は暴力を引き起こし、ルーの家族の犯罪網に引きずりこまれることになる。
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原題はLove Lies Bleeding。どう変換しても「愛はステロイド」という邦題にはならないが。A24っぽい作品でもあった。 変人が何人も登場する。父、義兄、ムキムキ女。主人公の女も変わっているが傍人たちがそれを上回る変わり者かつ危険人物。 穏やかで無い展開に意外にも見入ってしまう。ホラー?コメディ? 2026.5.6
パンフレット欲しかったけど作ってないらしい。
全てが今、排除されている人、物、場所、暴力。懐かしき80年代。 日本では少年ジャンプ黄金時代だった。 まさにこの映画のラストとジャンプ黄金時代とが呼応する。北斗の拳ばりにムキムキの筋肉で服を突き破り、男塾の大豪院邪鬼ばりの巨大化。大きくて強いものが偉いというマッチョ的思考に支配されていた(しれーと巨大化がなかったことになってる感じもマッチョ的解決)。三池崇史の「デッドオアアライブ犯罪者」ラストのぶっ飛んだ展開にもテイスト近い。 小細工なしに大きな力が勝つ世界。見た目も。今この時代を振り返る意味はある。いい面も悪い面も。 昔のテレビで欽ちゃんの「良い子悪い子普通の子」って番組があってそれぞれの子がそれぞれの特徴的なリアクションをするっていうコントやったと思うけど、今はその子たちが全部1人の人間の中にあるという気がします。 クリスティンスチュワートほど美しい人はいない。性別は女性だが女性が好きで男性の格好をしていて筋肉を付けたくてパートナーにはマウントを取る時もあれば取られる時もあって、さてどう捉えばいいのかとふと頭によぎったが、いやもうどうでもいか。人間をジャンル分けをするのが意味のない行為なのでしょう。 ジェンダーを超えた美しさがこの人にはある。 よくある有名な心理テスト的なものが散りばめられていた。デイジーからの手紙の中に左右の笑顔の傾きで右脳か左脳かを観る顔の落書きがあったり、エンディングではシルエットで踊る2人が右回りか左回りかどっち向きで踊ってるでしょうというネットでよく見る映像に似てたり。なるほど、そうか。それら全部のしょうもないテストはぶっ飛ばして右も左も男も女も関係ないということか。 あらゆるものを飛び越えていくのがとても心地よい映画でした。自分の感情が解放されていくのを感じました。雲の中を走る2人のように。
A24の映画 Love Lies Bleeding めちゃ面白かったです 破滅という自由に向かう純粋無垢な恋愛物語でした このLieは「横たわる」なのか「嘘をつく」なのか…きっと両方で、愛は血を流してるし血を流しながら嘘をつくんです 父親や夫に代表される「家」や「男」性からの束縛や抑圧 それに対抗するための銃とステロイドの「力」へのドーピングという類似性 深淵の向こう側に広がる星空 大切な人を守るための不合理 精神的な強さとフィジカルな強さ 1988年という時代感もデジタルシンセの音色と相まってとても良かったです 観終わってから王谷晶さんの「ババヤガの夜」のことを想い出しました ヒロインのイメージが重なるし 先日観た「バレリーナ」のヒロインがババヤガと呼ばれていたのと重なったのかも
ジムの管理者として働く女性と迫力の筋肉を持つ女性はジムで出会うわけだが、どちらもタバコをスパスパ吸う姿に違和感を感じたがそれはこの映画のほんの序の口であったことに気づかされる 登場する男性たちは誰もが不気味な個性の持ち主でまともな人間ではなさそうだ 彼らが2人の女性を際立たせる 右から左、左から右に激しく振られるショットは見るものの想像を超えた激しさで「テルマ&ルイーズ」以上だ 否応なく引き込まれる 「ハルク」の出現には驚かされた一方で最後のショットは魅力的だった これだから映画はやめられない