中国映画の真骨頂
starstarstarstarstar - 8ヶ月前
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長安のライチ、評判が良くて、テレンス ラウ出ていると聞いて鑑賞。楊貴妃が愛したと言われるライチを新鮮なまま運ぶという無理ミッションインに挑む小役人の奮闘劇。ライチ吏は実際に存在した役職だというから驚き。序盤から、長安の賑やかな繁栄ぶりを描く美術セット、役人や商人など膨大な数のエキストラなど、中国映画のお金のかけ方が凄い。監督のダー ポンさん自身が主演をつとめている、というのも驚き、テレンス ラウ、アンディ・ラウ、ヤン ミーの起用が贅沢。ライチの実がなっている画は初めて見たので、興味深かったし、官僚の処世術や裏側を描きながらテンポよく進み、後半うるっとくるシーン多く、大満足でした。
映像美◎人情◎
starstarstarstarstar - 9ヶ月前
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思ったより面白くてびっくりした。
なんか教科書漢文みたい。
最初は結構つらい展開が多い。真面目に地道に頑張ってるのになんてことを、、ってばっかり思う。
それもあって中盤のお祭りのシーンで泣いてしまった。主人公がそこそこ権力を持っても天下の皇帝には逆らえず、助けてもらった友人にむしろ仇で返したりするのをみるのが切ない。官吏は蹴落とそうとする人ばかりで心がギュッとなる。でも結局助けてくれるのは金や権力がなくてもつるんでくれた友人たちで、船のシーンも崖のシーンも泣いてしまった。
今までいいなりだった主人公が最後に権力に逆らおうとして何も変わらないところも、結局不条理に罰せられるのも、最後に自分命をかけていたものが一気に離散して悔しくて虚しくて泣いてしまうのも、スッキリしたオチとは言えない。主人公は何も変えられなかったけど、積み上げた友情は本物だよって言ってあげたい。
国家か、ライチか?
starstarstarstarstar - 7ヶ月前
「無名」とはまったく異なる民主化の芽生えさえ感じるセリフもあるのだが、晩唐の権力腐敗の中では、その考えで、生き残るのは難しかったろうに。
果たして習近平の現代の治世ではいかに。
人間万事 塞翁が馬
starstarstarstarstar - 8ヶ月前
主人公の李善徳は、心ならずも都を離れることで、平穏で手応えのある暮らしを手に入れ、安禄山の乱をも免れる。
李善徳の輸送研究を支えた盟友蘇諒は、当初の希望通り都とのコネクションを築けなかったことで、異国に活路を見出してゆく。
他方、都の杜… 続きを読む
主人公の李善徳は、心ならずも都を離れることで、平穏で手応えのある暮らしを手に入れ、安禄山の乱をも免れる。
李善徳の輸送研究を支えた盟友蘇諒は、当初の希望通り都とのコネクションを築けなかったことで、異国に活路を見出してゆく。
他方、都の杜甫は、書物は打ち捨てられていたものの、実際には反乱軍に捕えられ、その苦しい境遇から名詩『春望(国破れて山河あり...)』を詠み、詩聖として後の世に名を残すことになる。
人生の禍福は分からないもの、一時の不幸に絶望せず、その意味を考えながら推移を見届けていくのがよい...ということなのでしょう。
ただしそれは、李善徳の愚直なまでの誠実さと、蘇諒や杜甫の友を想いやる心意気が引き寄せた運命だったのかもしれないけれど...。
楊貴妃と生ライチに翻弄
starstarstarstarstar - 6ヶ月前
予想外のハイテンション活劇でインド映画観てるようなテンポ。「大きな権力に孤軍奮闘する」「無理と思われる夢に挑戦する」、、アジアの大国はのこ分野が好きなのだろうか。それに「仇を討つ」の要素が加わるとインド映画になる。
ファーストは官僚の態度に… 続きを読む
予想外のハイテンション活劇でインド映画観てるようなテンポ。「大きな権力に孤軍奮闘する」「無理と思われる夢に挑戦する」、、アジアの大国はのこ分野が好きなのだろうか。それに「仇を討つ」の要素が加わるとインド映画になる。
ファーストは官僚の態度に気分悪い。主役の官吏男をおとしめる策略でストーリーは始まる。組織権力に一官吏はどうすることもできない。制圧され何かしたら制裁されてしまう不条理さ。男の愚直にミッションに取り込む姿こそ美しい。ライチの運搬手法に知恵を絞るところなんぞは拍手もんだ。
最後は最後で唐が滅びるまで言及する。幸せと不幸は表裏一体を学ぶ。
2026.3.28