意外と手堅い恐竜ホラー
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予告を見た時は「恐竜かあ・・・」と思ったものだが、これが意外と面白かった。 映画ジャンルは完全にホラーで、恐竜ロマン主体のジュラシックパークとは差別化ができている。 物語の舞台は80年代。 主人公一家はグレッグ(ユアン・マクレガー)とデニース(アン・ハサウェイ)がメインで、ユアンが頼りになるかならないか絶妙なラインのアメリカ親父を好演しているのに対し、アンが相変わらず可愛すぎるのが少し気になる所。 アンの可愛さに慣れるまでは80年代の田舎にアンハサが居るわけねえだろ!という理不尽な感情に気を取られてしまう。 映画の中ではグレッグが恐竜と遭遇する場面が好き。 ゴミ箱の裏、家の物陰、柵の向こう側と、逃げるグレッグを追いかける気配が近付いてくる所は、追われている感と恐竜勿体ぶり演出の両立が出来ていて、とても良い。 いざ登場した恐竜がダチョウくらいの大きさというのも、嫌なサイズ感でグッド。 ティラノやラプトルなど、怖さよりスター性が前に出てきそうな恐竜が出ないのも好印象。 人物の背後から驚異が迫る「ホラ、後ろに居るって!」なシーンが多いのは少し気になる所。お前らもっと注意しろ!と言いたくなる。 あと、途中でグレッグが死ぬ場面はあまりに勢いが良いので少し笑ってしまう。ここだけホラーからバトル物にジャンルが変わったくらい思い切りが良い。 何だかんだあってラスト、夫婦の不和の一因になっていたピザ配達バイトを逆手に取ってグレッグを救うラストは頓智が効いていて好み。タイムパラドックスでは?と思わなくもないが、細けえ事はいいんだよ!というJJエイブラムス節が垣間見えたような気がして、個人的には悪くない。 総じて、大傑作!とまでは言えないが、ホラーとしての恐竜が思いのほかいい仕事をしているのが好印象な映画だった。