いちめんのひまわり、いちめんの墓標
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初見なのに冒頭のひまわり畑と音楽だけで泣けてしまう。軍務でナポリに来た北イタリア男と陽気な南イタリア娘が結ばれるところから悲劇の予感がするが、新婚2週間で東部戦線にすっ飛ばされるとは。 【時系列】 アントニオは「1942〜44年」に出征したようだ。ジョバンナがソ連に探しに行くのは「スターリンの死後」したがって1953年以降ということになる。10年経って探しに行くんだから、そりゃ老ける。 2人が出逢った時にアントニオは「32歳」と言っていたはずなので、激戦地で死にかけた40代、シワも白髪も増える。アントニオ側の10年間はいろんな解釈ができるけれど、約束通りお土産の毛皮を買うところ、さすがイタリア人。高い毛皮が買えなくて安いやつにするところが切ない。 【繰り返されるモチーフ】 アントニオは2回出征を引き延ばそうとする 2人の食卓と1人の食卓 ナポリの海、冬のロシア/夏のウクライナ、雨のミラノ 見渡す限りのひまわり、見渡す限りの墓標 無数の兵士、無数のサッカー観客 愛の時と裏切りの時、時計はどっちも6時 別れは駅、見出すのも駅 アントニオとジョバンナは各々2回結婚する アントニオとの逢引:舟/金のイヤリング/笑う 男2との逢引:オートバイ/片方の靴/怒る 1本目の毛皮は買えず2本目の安い毛皮を買う アントニオはジョバンナに2回電話する ジョバンナはミラノ中央駅から2回アントニオを見送る 【その他】 『ひまわり』と『シェルブールの雨傘』。シェルブールは64年の映画、ひまわりは70年。ひまわりは第二次世界大戦でシェルブールはアルジェリア戦争。