地球を巡る嘘
地球温暖化、体にいいとされる水、実際に話題になった多くの人々を騙すもの。宇宙人の陰謀か。あるいは宇宙人は地球人の間違いを正そうとしているのか。体にいい水の嘘は簡単に暴かれたが、地球温暖化の嘘は暴かれなかったか。残念。
国内最大級映画チケット予約サービス アプリで開く
三島由紀夫の『美しい星』を原作に、『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八が映画化。主演を『二重生活』『お父さんと伊藤さん』のリリー・フランキーが務め、亀梨和也、橋本愛が脇を固める。太陽系3番目の惑星・地球。その「美しい星」を、自らの手で救えると信じ込んだ勘違い家族。その愛すべき、大奮闘の物語。大杉重一郎(リリー・フランキー)は予報が「当たらない」ことで有名なテレビ気象予報士。世の中いろいろあるけれど、暮らし向きは悪くないし、家族にそれほど大きな問題もなく、若くて可愛い愛人もいて、彼の人生、悪くない。そんなある日、重一郎はあるものと遭遇する。それは空飛ぶ円盤(UFO)だった。「自分は火星人。世界を救うためにこのホシに遣わされたのだ」覚醒は止まらない。息子の一雄(亀梨和也)や娘の暁子(橋本愛)にも異変が生じる。一雄が水星人、暁子が金星人として目覚めたのだ。それぞれの母星から使命を受け取った家族は、それぞれのやり方で「世界を救うんだ」と奮闘しはじめる。一方、ひとりだけ地球人のまま覚醒しない妻・伊余子(中嶋朋子)はヒマを持て余し、怪しい「美しい水」ビジネスに手を染める......。
地球温暖化、体にいいとされる水、実際に話題になった多くの人々を騙すもの。宇宙人の陰謀か。あるいは宇宙人は地球人の間違いを正そうとしているのか。体にいい水の嘘は簡単に暴かれたが、地球温暖化の嘘は暴かれなかったか。残念。
不思議な世界観。そして、リリーフランキーはいつも通り凄かった。あと、亀梨和也の鬱屈した演技が良かった。
と考えて何日の月日が経ったであろうか。全くわからない!それがこの作品『美しい星』だな、と。 吉田大八監督といえば錯綜疾走感。久々に置いていかれた〜〜!! ある日いきなりビーーーーム!とかでみんなが宇宙人になる訳ではなく、気がついたらしれっとある日「自覚」する。 宇宙人であることを自覚し、受け止めるってなんだ?という疑問感情が私たちは地球人にはまずわきあがる。しかも全員宇宙人でも異星人。同じ家族なのに種別が異なる。だから、使命も目的も今までの歴史も異なる。はい、もうさっぱり!!わからない!!という私たちを代表してくれるのが「純・地球人」である中嶋朋子さん演じる母で。でも母は必ずしも俗にまみれた「わたし信じない!宇宙人なんでいるわけない!!」という感情で暴れまわるってこともなく。でも静かに感情を露呈して。 とにかく、とにかく物事は淡々に進むのに私たちは種族、価値観、個性なぶつかり合いの渦中に佇み混乱させられる。「なんでそうなった?」って思うとまた糸が絡み合いこんがらがる。一度観ただけではわからない。もう一度、いやもう二、三度。吉田大八の三島由紀夫の意図することを理解し打ち勝ってやる!そんな風に思ってしまう時点で邪念に紛れた地球人となって負けな訳だけど、地球人が創った物語なはずなのに不思議な感覚に塗れる。そんな物語がここにあります。 意味わからないでしょ? 私も書いて意味がわからない。笑 『美しい星』で生まれた『美しい星』は美しい、そんな感想がぴったり。
レビューは削除しました
アップリンク渋谷で鑑賞。三島由紀夫の原作を大胆に解釈し直した、異色作。主演家族の演技はもちろん、滑稽さをベースに様々なテーマをいやらしくない程度にちょい見せしつつ、随所に見られるキレたモンタージュ、そしてラストはなぜか感動を残していくという素晴らしい作品。「シャア・アズナブル」佐々木蔵之介もよかった。