法曹界を目指す若者必見の傑作!
韓国の元大統領盧武鉉氏の若き日の実話に基づく映画ということで、大変興味深く拝見しました。 骨太の傑作です。 主演のソン・ガンホさんがいいですね。法曹界を目指している大学生が観たら、ものすごく勇気付けられるのでは。 「トランボ」もいわゆる… 続きを読む
韓国の元大統領盧武鉉氏の若き日の実話に基づく映画ということで、大変興味深く拝見しました。 骨太の傑作です。 主演のソン・ガンホさんがいいですね。法曹界を目指している大学生が観たら、ものすごく勇気付けられるのでは。 「トランボ」もいわゆる”赤狩り”がテーマでしたが、こちらも韓国版赤狩りが背景にあります。密室での拷問があるため凄惨さが際立っており、トランボでは感じなかった恐怖を覚えますね。国家というものの本質を見せつけられます。 主役のソン・ウソク弁護士の凡庸さがいいですね。金儲けに熱心で貪欲。でも義理堅く熱血漢。 そして政治に全く無頓着。実は、これがのちの彼にとって大切な役割を果たす欠かせない要素だったことが分かります。 おかげで慣習にとらわれず、結果は厳しいものでしたが、自分の信念を決して曲げる事なく、権力に屈することなく闘うことができた。 また民主化を勝ち取るため、群衆の先頭に立つ勇気や釜山で働く弁護士仲間たちの感動的なエピソードも見逃せません。 骨太の作品とはまさにこの映画のことです。 盧武鉉氏が亡くなられた時のニュースは、衝撃的なものでした。映画ライターの佐藤結さんによれば、多くの人たちが自分たちで追悼施設を作り、「守ってあげられずにごめんなさい」と嘆き悲しんでいたとのことです。 韓国の民主化になくてはならない人だったのですね。この映画を観るまで全く知りませんでした。お隣の国を知るいい機会になりました。 韓国の皆さん、素晴らしい映画をありがとう。