原題は「 Everything will be Fine 」。後々思い返してみると、そんな前向きな響きを持たせたタイトルだったのか‥と思うようなストーリーでした。とある1つの事故を起こした主人公に連鎖するヒューマンドラマですが、まず主人公‥… 続きを読む
原題は「 Everything will be Fine 」。後々思い返してみると、そんな前向きな響きを持たせたタイトルだったのか‥と思うようなストーリーでした。とある1つの事故を起こした主人公に連鎖するヒューマンドラマですが、まず主人公‥かなりダメ男じゃないですか。自暴自棄になり、それなりに精神的ダメージを受けてはいますが、結局「 Everything will be Fine 」なのはこの人だけじゃないのかと。あれだけのことを起こして(おそらく)示談にしたんでしょうけど、あんな事件なんて実は存在しなかったんじゃないかというような描写。最後の最後にオチた(であろう)シーンを観てもオチ切れていないとしか思えず。“罪責感”についての問いかけは作中の要所要所に仕掛けられているけど、それに対しての感受が主人公にだけあまり感じられない。法的な処罰を受ければそれでいいとも思いませんが、あまりにも淡々とぼんやりしたカタルシスに繋がっていくので生ぬるい嫌悪感が残りました。移動遊園地の一件がなければ、きっと主人公は“被害者の兄”とまともに対峙することもできなかただろうとか、新しい家族を以て初めて理解できたという因果関係などは、言葉なく丁寧に描かれているとは思う。どんな絶望的な人生でもなんとか前を向いて生きていく、というようなテーマは好きですが、この作品はそれには当てはまるとは思えない。原題が言っているように。
試写会にて鑑賞。2D。台詞は多くなく、出演者の演技と映像で魅せる映画でした。登場人物がみんなどこか達観しているような印象を受けた。だからこそ客観的に見られた感じもする。状況が好転するシーンで、朝焼けや夕焼けなどオレンジ色の光が効果的に使われているなぁと感じた。原題の『EVERYTHING WILL BE FINE』が響く。レイチェルはナチュラルな美しさで可愛かったです。
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