無題
同性愛者だから 社会から迫害される。 精神病だと、犯罪者だと制裁を受ける。 警察官からの横行は想像を絶する残忍さ。 1969年のNYで実際に起こった ストーンウォールの反乱を基軸に作られた作品。 ローランド・エメリッヒ監督といえば 主に… 続きを読む
同性愛者だから 社会から迫害される。 精神病だと、犯罪者だと制裁を受ける。 警察官からの横行は想像を絶する残忍さ。 1969年のNYで実際に起こった ストーンウォールの反乱を基軸に作られた作品。 ローランド・エメリッヒ監督といえば 主にディザスタームービーの イメージなのに、 突如この作品を撮った理由は 彼自身がゲイであった所以なんですね。 一言に同性愛者やLGBTと呼ばれて 働く場所や生きる術さえ奪われても、 だからといって彼・彼女ら全員が 娼婦として生きられるわけがない。 特に主人公のダニーなんて ゲイというだけで地元から疎外され、 移り住んだNYで 再び悩み苦しむはめに。 ただ、最初に彼に住む場所や仲間を与えた レイという人物がとても良い役者で。 魅力に溢れてたな。美しかった。 彼らの友情もしかり。 本国ではこの歴史的な反乱の率先者を 白人男性のダニー = ヒーロー と塗り替えて描かれ、 “ホワイトウォッシング”されてしまっていることに かなり反感を得たようですが、 そういう作品って これに限られたものでは ないんじゃないかなと。 黒人の救世主となった白人が登場する作品なんて 多々思い当たるものがあるわけだし、 わたしはとくに“歪められた歴史”として 批判したくなるような箇所はなかったです。 人種差別という視点から見てみると、 確かにそういう受け取り方をされても 仕方がない描写も多々ありますが 製作陣はそんなつもりはなかったと思う。 LGBT差別は未だに根強く続いていますが 最近こういうテーマの映画が 増えてきたことを心強く思います。 初見の俳優としてすごく魅了されたのは 先ほども挙げた レイ(ジョニー・ボーシャン)! 登場頻度がわりと少なくてちょっと物足りなかったくらい。 映画に主演したのは今回が初めてで 本業は舞台役者なんですね。