喪失感を感じる映画
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
この映画を振り替えると、ラ・ラ・ランドを思い出す。 楽しく、わくわくするも、最後に一気にどん底へ突き落とされる。 映画はきちんと構成されているから、笑いも感動も、衝撃的なことであっても、きちんと意味がある。例えそれが『死』であっても。しかし、脚本家トム・バックリーは無意味な『死』を遂げる。 恋愛も仕事も波を越え、ハッピーエンドに近づく間際で訪れる、突然の死。 現実を一気に突きつけられた。
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第二次世界大戦中のロンドンで、映画製作に情熱をかける人々の姿を描いたヒューマンドラマ。第二次世界大戦中の1940年のロンドン。コピーライターの秘書として働くカトリンだったが、人手不足で代わりに書いたコピーが情報省映画局の特別顧問のバックリーの目に留まり、新作映画の脚本陣に加わることになる。その新作映画とはダンケルクでドイツ軍の包囲から兵士を救出した双子の姉妹の物語で、戦争で疲弊した国民を勇気づけるため、この感動秘話の映画化が決まった。しかし製作が始まるとベテラン俳優のわがまま、政府&軍部の検閲や横やりなどトラブル続出。困難を乗り越え、ついに撮影は大詰めを迎えるが、ここで最大級のトラブルがカトリンたちを待ち受けていた......。
©BRITISH BROADCASTING CORPORATION / THEIR FINEST LIMITED 2016
この映画を振り替えると、ラ・ラ・ランドを思い出す。 楽しく、わくわくするも、最後に一気にどん底へ突き落とされる。 映画はきちんと構成されているから、笑いも感動も、衝撃的なことであっても、きちんと意味がある。例えそれが『死』であっても。しかし、脚本家トム・バックリーは無意味な『死』を遂げる。 恋愛も仕事も波を越え、ハッピーエンドに近づく間際で訪れる、突然の死。 現実を一気に突きつけられた。
登場人物みんなカッコよく見えた。 主人公の旦那さえも。
時代背景は辛いけれど、熱意を持って仕事に取り組む主人公たち。 人生は映画の脚本を書き換えるように修正もきかないし、突然の出来事には事前に構えることもできない。言葉のやりとりも、台詞のようにうまくいかない。それでもハッピーエンドを迎えたくて、みんな必死に生きてる。
映画づくりも技術的にも政治的にも横やりが入って大変ねと思って見ていると、爆撃があったりツラいシーンがあったりして戦時下の話だと意識が戻される。でも適度にコメディ風でビルナイのキャラクターが辛さを中和してくれて良い。クラフリンは眼鏡姿だが時折美麗ショット有。 原題Their Finestとか原作題に出てくるTheir Finest Hour ってチャーチル演説で出てくる言葉なんだね。
第二次世界大戦当時のイギリス情報局映画部では、戦意高揚のための映画を製作していた そこで、女性からの視点を反映させるため、脚本チームに女性スタッフとしてカトリンが採用される その後、映画部では「ダンケルク」の映画を製作することなったが、カトリンは双子姉妹を主人公にすることを提案する これは素晴らしい映画だったなぁ 「なぜ私は映画が好きなのか…」をずっと考えながら観ていた それに加えて「もしも『ダンケルク』が女性を主人公にした映画だったら」どんかに素晴らしいかも考えていた その2つの答えは一緒で 「映画とは、辛い現実から私たちを引き離し、素晴らしい夢を見させ、明日からまた頑張ろう」と思わせるためにあるんだと思った 姉妹の船が本当にダンケルクにいたのかいないかが重要なのではなく、観客はそこから何を感じ取るのかが大切だということ 人生の1時間半をそこで過ごす価値があったと思えるかどうか 映画館に行って、スクリーンの世界に浸り「明日もまたがんばろう」と思える自分にするために、こうして毎日映画を見るんだと思った 後半は号泣で、涙が止まらなかった どんなに辛いことがあっても、映画があれば生きていける そう思える映画だった