地味だけど良い映画
人の運転に身を任せるのではなく、背筋を伸ばして自分で運転する華子と、さっそうと自転車をこぐ美紀。どちらも眩しくて、すがすがしい。どんな小さな乗り物でも、みすぼらしいと笑われても、自分の「人生」の運転手は自分だ。 私も頑張ろうと思える、地味だけどとても良い映画。
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山内マリコ原作の「あのこは貴族」を映画化。都会に生まれ、箱入り娘として何不自由なく育てられ、「結婚=幸せ」と信じて疑わない華子(門脇麦)。結婚を考えていた恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされてしまう。気が付けば20代後半、名門女子校の同級生たちの結婚、出産の話を聞くたびに焦りが増すばかり。あらゆる手立てを使い、お相手探しに奔走した結果、ハンサムで良家の生まれである弁護士・青木幸一郎と出会う。幸一郎との結婚が決まり、幸せが叶えられたかに思えたのだが……。一方、東京で働く美紀は富山生まれ。猛勉強の末に慶應大学に入学し上京したが、学費のために夜の世界も経験したが、中退。恋人はなく、仕事にやりがいを感じているわけでもなく、都会にしがみつく意味を見いだせずにいた。同じ都会で暮らしながらも、出会うはずもなかった2人の人生が静かに交錯した時、それぞれに思いもよらない世界が拓けていく……。
(C)山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
人の運転に身を任せるのではなく、背筋を伸ばして自分で運転する華子と、さっそうと自転車をこぐ美紀。どちらも眩しくて、すがすがしい。どんな小さな乗り物でも、みすぼらしいと笑われても、自分の「人生」の運転手は自分だ。 私も頑張ろうと思える、地味だけどとても良い映画。
すごくリアルな現実的なストーリー。 未婚、既婚、子持ち、職業… 色々な階級がある中でそれぞれの悩みや葛藤があって。 誰がいいとか悪いとかではないけど自分のまわりの狭い世界のことしか知らないって怖いなって思った。 まわりのいろんな人達の気持ちがわかる人になりたい。
東京の街がきれい。まさに、外から見た東京という感じでかっこいい。特に東京タワーはいいね。 あんな部屋に住んでみたい。 貴族階級というのも新しい目線だった。 そうか、日本にも階級があるのね。 どうしても平民目線でみてしまうので、平民が幸せになって欲しいし、貴族は不幸になればと思ってしまうけど、両方からの目線が良かったです。 門脇麦と水原希子は良かったです。 予告を見た時に、個人的には、水原希子が貴族、門脇麦が平民というイメージでした。 見てみると、なるほど、門脇麦が貴族で正しいですね。 また、少しずつすれ違っていく様子や、言葉のは裏腹の感情などがとても良かったです。 こういうのは、ながらでは伝わらない良さなので、映画館で見るべし。 水原希子のあのセリフは刺さってしまたった。やばい、私にも居ないな、、、今日の出来事話す相手。泣きそうになった。 派手さは無いけど、染みる良い映画でした。
性別 職業 収入 家柄 学歴 未婚 子供の有無 容姿 どれだけの見えない差別や区別が 世の中に蔓延っているのだろう どんなカテゴリーに属していても どこか閉塞感があったとしても もう一方のカテゴリーを卑下する事で 自分達のアイデンティティを守ってしまう 社会の中で そのまま流されている人達にどう対峙していくか 主人公の華子(門脇麦さん)から 目が離せなかった 自分はどの階級なんだろう 自分は自分の階級に縛られていないだろうか そんな余韻が残る映画 しかし水原希子さん 綺麗すぎる
本当に華子には逸子が、美紀には里英がいて良かった。 逸子》友人の婚約者が他の女性と一緒にいるのを見ても、自分の損得として友達の肩を持ったり揉めさせたりするのではなく中立的な選択肢を持つ自立した女性。婚約者や女性を責めることができたはずなのにしない。「女対女にしたくない」痺れるかっこよさ。女だって感情的にぶつからずに話し合ってドロドロしない関係が築けるのだ、世に溢れる偏見助長演出をするお歴々にはよく見ていただきたい。 里英》「その日、何があったか話せる人がいるだけでとりあえずは十分じゃない?旦那さんでも友達でも。そういう人って案外出会えないから」たとえ血がつながっていなくても、パートナーじゃなくても、その場限りでも、その日のことを話して共感してくれる人がいることの大切さよ。 一緒にVIOの脱毛をしよう、と夏休みに一緒に髪を染めるかの如く誘える、一緒に老後を語れる女同士の友情が尊い。起業を誘われたときの美紀の「そう言ってくれるのを待っていたんだと思う」はもはやプロポーズ。友人として良識的な距離を置いた付き合いを超えて、自分の人生の苦労や将来の不安を負担してもらいたいと伝える、そしてそれを待っていたと了承されたらそりゃ飲みたくなっちゃうわシスターフッドに乾杯。 「経済的に自立していたい」 「いつでも別れられる自分でいたい」 「女同士で分断する必要はない」 「定年後最大の不幸が娘が結婚しないことだなんていい気なもんだよね。私たちなんて暮らしていけるかどうかもわからないのに」 「独身だからって子連れを憎んでると思われたくないからね」 住む場所や持ち物、移動手段、生活レベルに階級差はあれど、それぞれの場所で生き方を選んだ最高な女友達と主人公たちの台詞に膝を打つ手が止まらない。 また、分かりやすく決め台詞っぽくしたりBGMで盛り上がりを作ったりしなかったことで一つひとつの台詞をよりリアルに感じられた。 女性監督が描くリアルな女性。もっと見たいと思ってワクワクしていたらあっという間に終わってしまった。
階層が異なる男の人たちを次々紹介されて、圧倒される華子がとても良かった。(俳優さんはもちろん、セリフややり取りも) 美紀役に水原希子さんは少し華やか過ぎるのではないかと懐疑的でしたが、杞憂でした。 そして、地元の同窓会で美紀をホテルに誘う同級生が、とても演技とは思えないくらいあるあるで笑った。 私をくいとめて、すばらしき世界、あのこは貴族。最近の邦画が傑作続き!!!
鑑賞後も余韻が冷めなくて心の奥底がじんわりと温められてる感じ。彼女達が紡いできた人生が、凛とそこに存在して生き抜く逞さがとてもかっこよくて美しかった。
シャンティの時から好きな女優さん、門脇麦さん。何とも言えない彼女の心理、心を打たれます。彼女が自立していく最後の笑顔とてもよかった
格差社会にイラつきながらも感動もある話。 メインキャラクター三人(門脇麦、水原希子、高良健吾)が良い。 後に何も残らないけど、楽に見られるよくできた映画。
衣装やインテリア、ロケ等も含めて、心地よかった。 まるでウディ・アレンの映画にあるセンスのようで。 褒め過ぎだろうか。 本作のセリフにもある『幻の東京』の切り取り方が 丁寧だったかも知れない。 決定的にウディ・アレンの映画と違ったのは脚本。 原作があるからか、詰め込みすぎ。 私は門脇麦さんのファンで水原希子さんも素敵なので 御二人を見ているだけで夢のようだったが、 いかんせ話は都会育ちと地方出身者の微妙なマウン ティング。 加えて、絶対に解決しない異性同性の価値観論争と、 育ちの問題。 目新しさもない。 古臭いのだ。 いつまで経っても、人は古臭い。 それでも、その日あった事を話せる人がいる、幸せ。 人は幸せ無くして、生きづらい。 その点は、観客も共感する。
叙情的で素晴らしい。副音声も興味深い。
美紀(水原希子)の相手に掛ける言葉の数々に、じんわりきた。華子(門脇麦)と一緒に夜の東京タワーを眺めながら、「誰かに話せればそれでいいよ」とか、起業しようと誘われて、二つ返事で「そう言ってくれるの待ってたような気がする」とか、富山の蛍イカを渡しながら、「十年間本当の友達だったよ」とか… 自然体で包み込むような優しさがあるんだよね。 それが住む世界(階層)が違う相手に力を与え、新たな一歩を踏み出させたんだと思う。 東京の夜景、日本人の所作、弦楽三重奏の音色、ストーリーの静けさ、すべてが絡み合って、とにかく美しい。
上流階級の華子。地方から上京してきた美紀。2人の育ち、環境の差はひとつひとつの所作を見るだけで十分に感じることが出来る。 一般的には美しい所作とは、上品で品のある所作のことを指すと思う。ただこの映画においての美しい所作とは、華子、美紀、どちらにも当てはまるのだと感じた。 上京し、外的な要因で自身の道が絞られても、もがき続ける水原希子の所作も人間らしく、生を感じる、美しい所作だった。
自分の人生を振り返っても、格差に気付いたあと、理解して受け入れるのって時間がかかったなー。最高って思える日もあれば、最低な日もある。どちらも避けられないなら、自分らしく生きるのが1番幸せなのかも。でも、いろいろな事や物や人に縛られて生きてしまうんだよなー。どんな未来が待ってるとしても、悲観的にならずに自分の人生を生きたいと思う。 ゆったり流れるような映画なのに、飽きる瞬間がまったくなかった。おもしろかった。
箱入り娘が箱から出て成長する話。 石橋静河が良かった。
ふわふわしてしまった。 ほのぼのとかという意味じゃない。 何がいいとか悪いじゃないんだろうね。 こういう住み分けがあって 確かに相容れないものがある。 考える必要はない映画なんだろうな。 生きてきて卑屈になったりしてないし それぞれでいいし むしろ、貴族の大変さを感じさせられたし 麦ちゃん始め、個性的な美人が揃い 面白かった。 見てよかった。おすすめの仕方は わからないんだけど ふたりは本当の恋ができそうで 楽しみ。
2月の邦画のクオリティはどうかしてる
どこで生まれたって、最高って日もあれば泣きたくなる日もあるよ。 でもその日あったことを話せる人がいるだけで、とりあえずは十分じゃない?
全体的にはよかったが、「自立している女性が良い」みたいに映ったのがちょっと残念でした。 私は働いてますが、家庭で夫を支えるのも、立派な仕事だと思う。あの家庭はお嫁さんを尊重してなかったが、家庭に入るのが全て悪いわけではないと思う。 東京は住める街と住めない街がある…というのはとても納得。街で何かが決められてる気がする。 私も里英ちゃんのように、現実を認めながらも強く生きたい。
東京は巧妙に階層の住み分けされていて、違う階層同士が出会うことが少ないように構造化されている。でも、その階層から飛び出すことへの自由さも、中には、あるんだなと思えた作品でした。 門脇麦演じるハナコの心境の変化とともに、服装や持ち物、乗り物が話が進むにつれ変化していくのも見所でした。 新宿武蔵野@スクリーン3