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第三夫人と髪飾り ポスター

第三夫人と髪飾り

3.5 95分 2019/10/11(金) 公開
ドラマR15+ベトナム
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あらすじ

ベトナム出身の監督アッシュ・メイフェアが、自身の曾祖母の実話をもとに主人公メイと彼女を取り巻く愛憎や哀しみ、希望を、美しくかつ官能的に描いたエモーショナルで甘美なドラマ。19世紀の北ベトナム、14歳のメイはその地を治める大地主のもとに三番目の妻として嫁いでくる。一族が暮らす大邸宅には、唯一の息子を産んだ穏やかな第一夫人、3人の娘を持つ美しく魅惑的な第二夫人がいた。まだ無邪気だったメイは、この家では世継ぎとなる男の子を産んでこそ”奥様”になれることを知る。そしてメイは妊娠し、出産に向けて季節が流れるなか、第一夫人も妊娠していることが発覚する。時を同じくしてメイは、第一夫人のひとり息子ソンと、第二夫人のある秘密を知ってしまう……。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
アッシュ・メイフェア
キャスト
トラン・ヌー・イェン・ケー/グエン・フオン・チャー・ミー/マイ・トゥー・フオン/グエン・ニュー・クイン/レ・ブー・ロン ほか
配給
クレストインターナショナル

クチコミ

スパイク・リー監督絶賛と聞いて

- 6年前
19世紀のベトナムの大富豪のところに、 14歳の女の子が第三夫人としてお嫁に行くと言う内容の映画。 確かに監督が女性だからか映像はきれいでしたが、なんだろう…女性にとっては自分の意思をを持てず、大変な時代だったんだろうなと思った。 印象的だ… 続きを読む

19世紀のベトナムの大富豪のところに、 14歳の女の子が第三夫人としてお嫁に行くと言う内容の映画。 確かに監督が女性だからか映像はきれいでしたが、なんだろう…女性にとっては自分の意思をを持てず、大変な時代だったんだろうなと思った。 印象的だったのが、まだ10歳くらいの女の子が「男になるんだ」と。 小さいときから周りの雰囲気を感じ取ってたんだろうなあ。 監督の曽祖母の実話らしいので、これは忘れてはいけない、伝えてくと言う使命感があったのかもしれないなあ。

女達の絶望と希望

- 6年前

地方の大富豪の元へ第3夫人として嫁いできた14歳の少女メイ。 初めは、親戚の家に遊びに来た少女の様でしたが、段々と妖艶な女の顔になっていく姿に、女の私でもドキドキしました。 その時代に女として生きることの絶望と希望を描いた作品だと思います。 北ベトナムの、桃源郷の様な村の景色もとても素敵でした。

幻想的な風景と観た人に解釈を委ねるラストが印象的

- 6年前
本作はこれまではドキュメンタリー映画が主流だったベトナム映画に新しい風を巻き起こした作品だそうです(試写会でのトークショーから) 物語は深山幽谷ってこのような風景のことを表すんだろうなと見入ってしまう深い霧霞む中、水面を進む舟の場面から始… 続きを読む

本作はこれまではドキュメンタリー映画が主流だったベトナム映画に新しい風を巻き起こした作品だそうです(試写会でのトークショーから) 物語は深山幽谷ってこのような風景のことを表すんだろうなと見入ってしまう深い霧霞む中、水面を進む舟の場面から始まります。 舟には何を胸中に秘めているのだろうかと思わせる表情を携えた少女の主人公が力強いまなざしで乗っています。 このシーンだけで、ぐぐっと物語の世界に引き込まれました。 少女は一夫多妻制を取るベトナムの村に第三夫人として嫁ぎます。その年齢はまだなんと14歳・・・!これが監督の曾祖母の話を元にしていると言うんだから驚きます。 「第二夫人は男の子を産んでいないから『奥様』ではないのよ」 と作中で物語のキーとなる印象的な言葉が周りの人から発せられます。 まさか14歳の少女にこの言葉が圧し掛かるなんて、そりゃベトナム本国で物議を醸す話題作になるのも納得です。 映画を観る前はベトナム版大奥、女のドロドロした関係性が顕著に描かれるのかな、なんて思ってましたが、そのような描写はあまり無く、 3人の夫人たちは同じ夫に嫁ぐものとして、旦那様を第一に想う絆で結ばれているような印象を受けました。 それでも、主人公メイが懐妊し、それとほぼ同時期に第一夫人の懐妊も明らかになると物語は少し毛色を変えます。 「男子を産んでこそ」この言葉にメイが囚われ始めるのです。「男子を産んで『奥様』になりたい、第一夫人には男子が産まれなければいい」そんな感情とそんな感情を抱く自分自身に対する罪悪感に苛まれる主人公の場面は見どころです。 物語の終わりは観る人に解釈を委ねられていて、鑑賞後も余韻に浸ることができました。 主人公は自身が産んだ子が泣き止まず、あやしながらおもむろに物語で出てくる毒草に手を伸ばし見つめるんです。そして、対照的に「私は男の子になりたい」と劇中で言っていた第二夫人の娘の1人が川辺で女の象徴とも言える長い髪を自らばっさりと切り捨て、誇らしげに目の前を向いて物語は終わります。 私なりの解釈ですが、主人公は「男子を産んでこそ」という考えに囚われきってしまったのではないかと感じました。対して、第二夫人の娘が髪を切り落とした後に見せた誇らしげな顔は、そのような古い考え方に囚われずに新しい時代を生きようという意思がはっきりと見えました。 これは監督のベトナム映画に対する挑戦の暗喩に思えました。 ベトナムは社会主義国家で、前述のとおり映画というとこれまではドキュメンタリーが主流で、今作のような映画は作られてこなかったようです。 当然、今作もベトナムではかなり物議を醸したのこと。最後の場面は、保守的な考えに囚われず、ベトナム映画界にも革新を巻き起こしたい監督の意思が少女の表情に表されたのではないかなと。

ベトナム秘境の瑞々しい美しさ

- 6年前

『第三夫人と髪飾り』 Fan's Voice試写にて鑑賞。 19世紀、北越南の秘境チャンアン、絹里の大地主の第三夫人として嫁いだ14歳の少女と一族の物語。 男社会の慣習の中で生きる女たちの悲喜交々を通し、少女から大人へと成長を美しく艶やかに描いた秀作。 これが初監督作品というメイフェア監督の才能に脱帽。

東洋の美

- 6年前

主役の子の、子供から大人になる途中という感じの危うい雰囲気がほんとに凄い… 基本的にセリフも説明もあまりないし起こる出来事も事件も見てる側の感情を大げさに揺さぶるようには作ってないし、ほんとに静かに、荘厳な美しい大自然の中に閉ざされた小さな家で生きる女性の姿を、そこに流れる緩やかな川の流れの一部みたいに見せてくれた気がします。

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