無題
描きたいことは何となく感じてはいるのだけど、みんなのレビューほどの感動が自分にはありませんでした。 それぞれの見方があって作品は成り立っているわけで、事実、この作品は賞をとったんですよね? だから自分がセンスないのかもしれませんが、自分にはちょっと違いました。
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『ヴァニタス』でタッグを組んだ俳優・細川岳と内山拓也監督の共同企画で挑む長編映画。 実在する細川の同級生“佐々木”のエピソードをもとに、誰もが「あの頃の自分」、そして「今の自分」と出会える、普遍的な青春を描く。主人公・三谷悠二は、俳優になるために上京したものの鳴かず飛ばずの日々を送っていた。彼女との終わりも受け入れず、別れた彼女のユキとの同棲生活も未だに続いている。そんなある日、高校の同級生・多田と再会した悠二は、学生時代に絶対的な存在だった“佐々木”との日々を思い起こす。やがてある舞台に出演することになった悠二だったが、稽 古が進むにつれ、舞台の内容が過去と現在にリンクし始める。そんな中、数年ぶりに佐々木から連絡が入る……。
©︎「佐々木、イン、マイマイン』 ©SHAKE TOKYO
描きたいことは何となく感じてはいるのだけど、みんなのレビューほどの感動が自分にはありませんでした。 それぞれの見方があって作品は成り立っているわけで、事実、この作品は賞をとったんですよね? だから自分がセンスないのかもしれませんが、自分にはちょっと違いました。
一生大切にしたい映画です
★6.5つけたい気持ち。弱い自分を乗り越えて、進もうとする佐々木とユウジの姿に、頭ガツンとやられた。中盤から涙が止まらない。周りの全てに唾吐きながら、自分自身をクソッタレと思って生きるもどかしさ。なんてことない日常の裏側は、途方もない不安で塗りつぶされてる。大人になる=青春を失う、ってことではないのかもしれない。 佐々木役とユウジ役の俳優さん、大好きになりました。脳裏も胸中も灼けるような傑作だった。アンコール上映希望。
クソみたいな日常に押しやられて後ろの方で目を伏せていると、人波を掻き分けてきた佐々木に胸ぐらを掴まれた。オイ!しっかりしろよ、そんなんオマエじゃないだろ!そう言われた気がした。 揺さぶられたよ、佐々木と同級生でもなンでもないけど。 小さなクセになんて大きな物語だ。オレの内にある分厚い扉を彼らは強く、熱く、優しく、容易く、ぶち壊しやがった。コイツらの野心には目的がないから付き合うしかないじゃないか。 カラオケのシーンは頭からケツまでも〜トンでもなく美しかった。するはずのない徹夜オール明けの匂いがした。
観る前に予感し、予告編を観て確信する。 それがこの標題。 若手映画監督の登竜門であるPFFに毎年必ずあるタイプの作品群であることには間違いない。 荒削りだけどパワーと余韻がある。 だけどこの作品はどこか丁寧で、情緒を感じさせてくれる。それは若さだけでは成し得ない巧みさと客観的な視点がそうさせたんじゃないかと思う。 どこにでも誰にでもある青春の1ページを淡々と紡いでいくことで、PFF風の作品でありながら幅広く多くの人に届けることに成功している。 ラストには賛否あるだろうけれど、これは監督ないしは企画者の強い意志、或いは願望でないだろうかと思う。 僕はあの場面で、初めてこの作者と会話が出来た気がした。そこまで画面に引きこませられるのは、荒削りと言われても確かにそこに技術とセンスがある事の証拠であるんじゃないだろうか。