時代に巻き込まれる若者、人間たち
よくあるナチスものとは少し違った切り口で、淡々と進むストーリーが非常に良かった。純粋な少年、熟練した態度のフロイト教授、息子を愛する母親、タバコ屋のオーナー、タバコ屋の様々な常連客。登場人物が全てキャラクターが立っていて良かった。 しかし本当にタイトルどうにかならないかね?酷すぎる。センスにぞっとする。これを考えた人、そしてそのタイトルで良いと決裁した人、連れてこい!!
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原作はウィーン生まれの作家ローベルト・ゼーターラーの「キオスク」。第二次世界大戦前夜、激動のウィーンを舞台に若き青年とフロイト教授の友情を描く。自然豊かなアッター湖のほとりに母親と暮らす17歳の青年フランツは、タバコ店の見習いとして働くためウィーンへやってきた。常連のひとりで“頭の医者”として知られるフロイト教授と懇意になったフランツは、教授から人生を楽しみ恋をするよう勧めを受ける。やがてボヘミア出身の女性アネシュカに一目惚れをし、はじめての恋に戸惑うフランツは、フロイトに助言を仰ぐ。しかし、時代は国全体を巻き込んで、激動の時を迎えようとしていた……。
(C)2018 esp-film, Glory Film
よくあるナチスものとは少し違った切り口で、淡々と進むストーリーが非常に良かった。純粋な少年、熟練した態度のフロイト教授、息子を愛する母親、タバコ屋のオーナー、タバコ屋の様々な常連客。登場人物が全てキャラクターが立っていて良かった。 しかし本当にタイトルどうにかならないかね?酷すぎる。センスにぞっとする。これを考えた人、そしてそのタイトルで良いと決裁した人、連れてこい!!
フロイト以前の若者は、あれほど自分のリピドーとか恋愛感情とかに無自覚だったのかな。 すきっ歯の向こうから覗き込む映像とか、フランツの夢は、性的なものだと分かる。昔の映画で、母親から生まれ出る目線で描かれたカット、あれは何の映画だったか。 思ったほど文学的でもなく、幻想的でもなく、分かりやすそうで、着地点がわからない映画だった。
官能的で叙情的でフロイトの世界もきちんと表現されていてとても良かった!!衣装も舞台もとっても素敵!!
原作小説は読んでないが、文庫で100頁くらいの内容の純文学といった感じになるのではないか。映画は、映像もストーリーも地味で淡々と進んで行き、わりと退屈だが、いつの間にか迫りつつあるナチの脅威の表現と、舞台の雰囲気はとても良い。
ブルーノ・ガンツ、おじいちゃんになってました。「ベルリン 天使の詩」でなんてエレガントで素敵な天使だろうって。1987年だから33年前ですね。そりゃ年とりますわ。遺作ということでブルーノ・ガンツ見たさでしたが。なかなかよかったです。まず淡々としている。冒頭の雷シーンも片足のオットーさんも、飛び降りた反ナチスの人も肉屋の嫌がらせも。全てが淡々と。この場合、音楽が少ない映画っていいな。それにしても邦題がダサすぎる。軽すぎる。人生のレッスンって💧 あとからじわじわくる渋い映画でした。かなり好きです。