センスの光るバディもの
starstarstarstarstar - 6年前
実にセンスのいい「冒険もの」「バディもの」でした。
ぱっと見は、『アメリカン・グラフィティ』みたいな、いわゆる「ワンナイト」もののテンプレートに沿っています。
「勉強に捧げた高校生活だったが、一晩で青春を取り戻すために、卒業パーティの夜に… 続きを読む
実にセンスのいい「冒険もの」「バディもの」でした。
ぱっと見は、『アメリカン・グラフィティ』みたいな、いわゆる「ワンナイト」もののテンプレートに沿っています。
「勉強に捧げた高校生活だったが、一晩で青春を取り戻すために、卒業パーティの夜にはじけよう!あわよくば初体験も…」って女子高生2人組の一晩のお話なので、セリフも少々お下品。
そこから、どことなく『ハングオーバー』シリーズや『スーパーバッド 童貞ウォーズ』『グッド・ボーイズ』を思い出しもするんですけれど、それらと一線を画しているのが、主役の二人がうぶな女子高生ってこと。
タイトルにある"BOOKSMARAT"とは、「知識はあるが、要領が悪く、実行能力に欠ける」という意味で、頭でっかち耳年増な状態。
言ってしまえば「なりは大人だけど、心は小学生並」ですよ(だから、下品なのはセリフだけで具体的な描写はなしなのも、観てて安心)。
実際は単なるワンナイトものではなく、「冒険もの」「バディもの」なんですわ。
コメディとして落とし込んでいるけど、「パーティに行く」だけでも、彼女にとってほとんど未踏のジャングルに行く大冒険と同じ。
まるで一人で電車に乗るのが大冒険だった、千尋(『千と千尋~』)みたいなもんです。
そこで、酒やドラッグを経験したり、キスしたりってのは、彼女らにとっては街を牛耳るマフィアを殲滅させるのと同じくらいな命がけの挑戦で、それを二人が時に喧嘩しながらも突っ込んでいく姿は『リーサル・ウェポン』や『ラッシュアワー』『マイアミ・バイス』などの相棒映画が近いイメージ。
そして、その周りにいる登場人物たち(親に先生、同級生)が、多くの「冒険もの」「バディもの」に出てくるような悪人ではなく、皆今の時代を反映した特性を持ち、キュートで個性的な面々なので、観終わった後にすごくハッピーになれるんですよね。
(おっさん的には、過ぎた青春を思い出しつつ照れるところもありますが)
実に上手い構成と演出。
たぶん先に脚本があったと思われるので、全ての手柄は監督にはよらないと思いますが、それでもこのハイセンスな仕上がりは監督の手腕が大きいのかと。
本作が初監督の女優オリヴィア・ワイルドによるフィルムですが、こんな素晴らしい監督が生まれたことをお祝いしたい気分。
懐かしくて新しい青春映画の快作
starstarstarstarstar - 6年前
これは観て!!!
青春時代の楽しさ、バカさ、苦さ、恥ずかしさ……全部ひっくるめて多幸感に溢れた愛すべきコメディ。
「アメリカン・グラフィティ」や「スーパーバッド 童貞ウォーズ」、「エヴリバディ・ウォンツ・サム!」、「アメリカン・スリープオ… 続きを読む
これは観て!!!
青春時代の楽しさ、バカさ、苦さ、恥ずかしさ……全部ひっくるめて多幸感に溢れた愛すべきコメディ。
「アメリカン・グラフィティ」や「スーパーバッド 童貞ウォーズ」、「エヴリバディ・ウォンツ・サム!」、「アメリカン・スリープオーバー」などを思い起こさせる、学生時代の二度と戻らない一夜を描いた青春映画。
主人公の2人がとにかく魅力的!!!
こんな友情サイコー!!!
(ラストシーン泣いた)
音楽もHIPHOPでFUNKだし、映像もスタイリッシュで格好いい。
さらに、セクシャリティや人種の多様性が当たり前にあって(日本の現実よりだいぶ進んでる)、こういうのがスタンダードになっていってほしいなーと。
女子の下ネタもカラッとしてて楽しいんだよな。学内ヒエラルキーってものもなく、もっとフラットだったし。
それに……「うわー仲良くなれないわ!」って思った相手も、いろんな一面を持っているから、決めつけずにいこう。みたいなことを学びました。
いやー本当にオススメです。
青春が詰まった1日
starstarstarstarstar - 6年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
アメリカ国内の高校生活は映画やドラマでしか触れることはないが、それらを見る限り物凄く日本と違う感じはしなくむしろ共通する部分が多く感じる。
主人公のモーリーとエーミーは日本で言うところのいわゆる真面目系の陰キャである。対照的なパリピ系の陽キャを当初は毛嫌い、故に対照的な存在からも自分たちは毛嫌われるところからストーリーは始まる。
しかし卒業前夜祭のパーティーに参加する事でガラリと変わる。明日で卒業するというリミッターを外しやすいキッカケはあるとは言え、素直になり心を開くことでこれまでは互いに毛嫌い避けてきた仲間と深く関わり互いを知り合う。
深く関わることで喜びを感じることもあれば悲しみも感じる事もある。故に親友とも喧嘩し、そして今まで興味もなかった存在の者と理解し合い、恋に落ちたり…
高校生活で味わうことのできる青春を1日に詰めたような卒業前夜祭であった。
中々下ネタも多めでコメディ色がかなり強く途中で胃もたれはしたが、女性監督ということもあって女性目線らしい下ネタは新鮮味あって面白かった。
大人が楽しめるのはもちろんだが、個人的には監督も若者、学生に向けたムービーであるかなとも感じた。
この作品が気になる若者は是非とも見てほしい。そして若いうちにしかできない事をとことんやって、時には傷つきながらも身近に潜んでいる幸せん見逃す事なく青春を謳歌してほしい。
ふざけあって...
starstarstarstarstar - 6年前
青春を題材にした作品
学園青春コメディとしては近年出色の出来だと思う
starstarstarstarstar - 6年前
脇目もふらず勉学に勤しんだガリ勉女子エイミーとモリー、甲斐あって名門大学に合格する。卒業式前日、遊び呆けていたチャラい級友たちもアイビー・リーグに進学すると聞いて、二人は愕然とする。「青春を取り戻せ」とばかり、チャラい奴らの卒業パーティーへ… 続きを読む
脇目もふらず勉学に勤しんだガリ勉女子エイミーとモリー、甲斐あって名門大学に合格する。卒業式前日、遊び呆けていたチャラい級友たちもアイビー・リーグに進学すると聞いて、二人は愕然とする。「青春を取り戻せ」とばかり、チャラい奴らの卒業パーティーへ参加しようとするのだが。クセが強い脇役陣に囲まれて、エイミーとモリーに扮したケイトリン・ディーヴァーとビーニー・フェルドスタインのナイス・バディぶりがとても楽しい。面白おかしくちょっと切ない学園青春コメディ。『アメリカン・グラフィティ』同様全篇にちりばめらた楽曲も魅力的である。