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私は確信する ポスター

私は確信する

3.6 110分 2021/2/12(金) 公開
サスペンスフランス・ベルギー
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あらすじ

ヒッチコック狂による“完全犯罪”とメディアや世間を騒がせた、フランスで実際に起こった“ヴィギエ事件”の映画化作品。三人の子供たちを残して姿を消したスザンヌ。夫である大学教授のジャックは妻殺害の容疑者となる。彼の無実を信じるシングルマザーのノラは、敏腕弁護士デュポン=モレッティに弁護を懇願、アシスタントになり事件の調査を始める。新たな真実と疑惑が浮かび上がる、スリリングな展開に息を吞む。冤罪か、有罪か。裁判の行方は……。

場面写真

予告動画

私は確信するの予告編を再生

キャスト・スタッフ

監督
アントワーヌ・ランボー
キャスト
マリーナ・フォイス/オリヴィエ・グルメ/ローラン・リュカ/フィリップ・ウシャン/インディア・ヘア ほか
配給
セテラ・インターナショナル

クチコミ

KZK ネタバレ

確信の在り方

- 5年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

フランス映画祭2020横浜にて鑑賞。 非常に見応えがあり、鑑賞しながら確信の在り方を考えさせられるとても素晴らしい作品であった。 この作品は事実に着想を加えた作品だという。どこまでが着想の部分かは大きく説明はなかったが少なくとも主人公のノラの存在はフィクションだという。 この裁判は遺体も見つからず謎の失踪をとげたスザンヌという女性を巡って、夫ジャックが殺人罪の有無を問う裁判内容である。 主人公のノラは以前彼の裁判を陪審員をやっていた経験もある事から彼の無罪を確信し、今回の裁判は陪審員ではないにしろ無罪を勝ち取るために必死に動く。 ジャックの弁護人を担う事になったデュポンは当初はあまり積極的な姿勢ではなかったものの、ノラの必死なサポートやなによりこの裁判内容が、決定的な証拠がなく複数の仮説によりジャックの有罪を進められた裁判の存在に疑念を抱き時間を追うごとに必死に彼の弁護をする。 デュポンの最後の演説はまさに心打たれる。この作品は裁判が舞台なためいわゆる「推定無罪」の在り方を改めて認識させてくれるが、これは裁判以外にもいわゆる人々の「確信の在り方」に置き換える事ができる。 この裁判では何一つ決定的の証拠はなく、仮説のオンパレードなのだがなぜかジャックが犯人だと確信を持った者が多々いる。それも数が増えれば増えるほどその空気が支配する。 これは我々日常生活にもある事だ。事実がどうかはわからない事でも、仮説に惹きつけられる決定的な証拠もなくあたかもその仮説が真実かのように思い込んでしまうことはいくらでもある。いわゆる確信だ。 その確信も同じ一つの出来事でも全く逆の結果を確信するケースもあるだろう。 それらの全ては決定的な証拠がないのに結果だけを先走り求めるからなりえることだと思う。 この作品でいえばノラもまたジャックの無罪を願うことを必死になるが故にスザンヌの愛人が真犯人だと決めつけるシーンがある。 もちろんこの作品内ではスザンヌの愛人役は妙に怪しく、犯人と思いたくなる描写が目立つがこれもまた決定的な証拠は作中では描かれていない。 その為彼が犯人というのもまた誤った確信であり、この辺りは我々観客の確信の在り方を試されてるようにも思えた。 このようにこの作品は確信の在り方を非常に考えさせながら、そして鑑賞中も体験できるような作品でとても興味深い作品であった。 便利な情報社会に生きる今、色んな情報が溢れかえっている。 その情報の取捨選択するのは我々の自由であり同時に時には大きな責任も伴う。 何事においても結果だけを追い求めず、その過程を最大に考慮し、正しい確信へ導く必要性をこの作品で改めて感じさせてくれた。

私は確信する

- 5年前

法廷ものなので会話劇が多く、しかもフランス語なので途中意識を失いそうになった。 ノラかあそこまでこの裁判に執着したのか背景がもっと描かれていたらなと思う。

見応えはある

- 5年前

 サスペンスとして、法廷モノとしての見応えはありますが、主人公ノラがどうしてこんなにこの事件に尽くせるのかがわからなくて、自分の中で集中できませんでした。

推定無罪

- 5年前
『私は確信する』、鑑賞。 2000年にフランスで実際に起きた女性の失踪事件(ヴィギエ事件)を基に作られた法廷ドラマ。 本国フランスでは2018年、日本では2021年2月に公開された。 ノラを演じた遅咲きのフランス人女優『欲しがる女』のマ… 続きを読む

『私は確信する』、鑑賞。 2000年にフランスで実際に起きた女性の失踪事件(ヴィギエ事件)を基に作られた法廷ドラマ。 本国フランスでは2018年、日本では2021年2月に公開された。 ノラを演じた遅咲きのフランス人女優『欲しがる女』のマリナ・フォイスが近年のフランシス・マクドーマンドを思わせるアカデミー主演女優賞クラスの熱演ぶり。 ラストの最終弁論シーンが印象的な弁護士エリック・デュポン=モレッティ役の『息子のまなざし』オリヴィエ・グルメも殊勲の活躍。 部外者であるノラがそこまでこの事件に肩入れする理由が描かれておらず理解できないという指摘はあろうが、おそらく第一審の陪審員であったことと、クレマンスが息子フェリックス(めちゃくちゃ物分かりが良い子どもの鏡のような男の子)の家庭教師で非常に信頼を置いていることなどが執着のきっかけとなったのは間違いなく、その後は彼女の中にある正義と類稀なる分析力と行動力が真実へと突き動かしたのだろう。 そのハイスペックさを以って本業はシェフというのは驚きだ。 途中のあのシーンには、思わず「うわぁ〜」と声に漏らしてしまった。 物語としても多少の脚色が含まれており、ノラの存在もフィクションだそうだが、そこから考えられることはやはり、制作者がその真実を「確信している」からであり、それを世に示したかったのであろう。 仕事を休んで観に行った甲斐があった。 ちなみに、今作に登場する弁護士エリック・デュポン=モレッティは、フランスの現法務大臣である。

蛇鶴八歩 ネタバレ

ノンフィクションの正しい使い方

- 5年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

ノラ。 関係者ではなく、微妙に遠く近い立ち位置。 息子の家庭教師が殺されたかもしれない母親を持つ娘だった。 それだけで人生ドツボにハマっていく。息子の信頼も無くして仕事も無くし交通事後で死にかける。散々な目に遭う。 何でこんなにのめり込む?と思わなくはないが、それは一般人の目線の最たるもんだろう。興味本位。ノラは背景に大切な息子に優しい人のためという大義名分があるが、一歩間違えばただのSNS野次馬野郎。お前たちのことだよと言わんばかり。 テンポがとても良い。 これは編集の腕か。 途中、書き起こしのためにCDを聞いてるだけなのにしかも結構な長い時間なのに退屈しない。というかわくわく感もある。そして分かりやすい。 編集の感じが短いカットを繋げていく感じがエドガーライトに似てるがこっちは強調だけではなくて「わかりやすさ」を意識してる。入ってきやすいリズムで心地よい。 フィクションが分かりやすいようにノンフィクションを差し込んでいじっている。 ノラがまとめて毎回弁護士に渡す用紙。白い紙が切れていて水色の用紙。さらっと理由も入れて違和感ない。ビジュアルで分かりやすい。 その他も、裁判シーンのカットやカメラ割りなどもホントは弁護士はそんな立ち振る舞いはしないだろうけど、「わかりやすさ」を意識してる感じ。ノンフィクションの正しい使い方(なんか言い方おかしいけど笑)。 「ページ数が大事」 ほとんど物言わない残された子供たち。その1人の女の子が唯一発したと言ってもいいこの言葉。意味がない訳がない。 順番が大事。事件が起きた時系列。それを明らかにしていくことでいろんな嘘が見えてきた。そのことを暗示してたかのごとく。

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