素直な解釈で鑑賞できる
心理学博士との攻防を緻密に掘り下げて、現代風にアレンジするともっと面白いかも。と感じました。
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『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督が、1946年に出版された伝説的傑作といわれるノアール小説「ナイトメア・アリー 悪夢小路」を映画化。 ある日青年スタンがたどり着いたのは、人間か獣か正体不明な生き物を見せる怪しげなカーニバルの一座。そこで読心術を身につけたスタンは、持ち前の野心からショービジネスの世界での成功を目指して大都会へと旅立つ。やがて天性のカリスマ性を武器にトップのショーマンとなり、豪華なホテルのステージで上流階級の人々から拍手喝さいを浴びる日々を送る。だが、心理学博士のリリスとの出会いが、スタンの運命を大きく変えていく。さらなる野望のその先に待ち受けていた、想像もつかない闇とはー。
©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
心理学博士との攻防を緻密に掘り下げて、現代風にアレンジするともっと面白いかも。と感じました。
あまり日本には馴染みのないカーニバル、移動遊園地とという題材だが、ティムバートンやらスティーブキングやら関連の世の中の暗部を捉えた映画によく登場し、好きな映画でよく触れられていたのでもうすでに小さい頃に経験したような既視感はある。 懐かしいとついゆってしまうかのような(笑) (行ったこともないくせに) 唯一、見世物は近所の十日戎で毎年来ていた。いかがわしいおっさんがいかがわしい声でいかがわしい看板の下いかがわしく客を集めていた。顔だけ女の人で体が牛の牛女、蛇と一緒に暮らす蛇女。そんな可哀想な子達を見てやってくださいというスタンスだった。看板が劇画タッチで怖かったのが鮮明に記憶に中にある。確か500円だった。一度親父に頼み込んで中に入ったことがあるが遠くでほとんど見えなかった。と同じことを親父も言っていた。まあそんないかがわしさを買う完全なショーなのでしょう。もう今はコンプライアンス的にアウト(笑)あらゆる意味で。 全編、怖いものに対するわくわく感が充満している。その中で緻密に計算された演出、美術、カメラワーク。それらが俳優の力量に合わさってより作品に深みを与えている。仕草や感情が画面から滲み出てくる。 何気なく始まるカウンセリングのシーンで近づいていくコツコツと等間隔で響く靴音。もうそれすら相手の心を開かせる心理療法の技であるような錯覚を覚える。いや本当にそうかも(笑)。事実、こっちがその音を聞いて気持ち良くなって心を開きそうになった(笑)。催眠術の「あなたはだんだん眠くな〜る」的な。 映画の中でカウンセリングがあり演者と一緒にカウンセリングされて映画を見ることがカウンセリングみたいでいつの間にかオープンマインド(笑)そして見事に騙される(笑) ギレルモデルトロ。 「ミミック」の時から信用できる監督。 「シェイプオブウォーター 」で極めたと思われた奇形なものに注ぐ愛情をさらに更新してきた。 アカデミー賞の常連になりつつある怪物好きの怪物。 怪物デルトロが世界を席巻している。 デルトロがフランケンのように両手を高く広げてその指から出た糸で操り人形よろしく、世界を操っているビジョンが浮かぶ。 虐げられた者の逆襲は続く。
全編いかがわしくてダークな雰囲気。見終わってさらに気分は暗くなる。やるせない。しかし見応えは十分。どっぷり2時間以上、自分もこのいかがわしい見世物小屋に居た気分。 重くて長尺気味の映画は、年々体に堪える、、。
最初から最後まで、そわそわドキドキしながら観てしまった。 主人公の凋落に合わせて魅せるブラッドリークーパーの演技は素晴らしい。 売れっ子の読心術師になっても、食べ方に品がないのは変わらなくて、その辺もよく演じてると思った。 妖しげな雰囲気と恐ろしさが終始つきまとう作品で、砂埃や雨、深い夜など映像美が楽しめた。
冒頭シーンで焼かれた遺体が誰なのか? 後半で明らかになる。 自分の両親について、多くは語られなかったけど、特に父親についての記述が欲しい。 詐欺霊感師で身を滅ぼし、ラストは悲惨過ぎる。