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来し方 行く末 ポスター

来し方 行く末

4.0 119分 2025/4/25 (金) 公開
ドラマG中国
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あらすじ

主人公のウェン・シャンは大学院まで進学しながら、脚本家として商業デビューが叶わず、不思議な同居人シャオインと暮らしながら、今は葬儀場での〈弔辞の代筆業〉のアルバイトで生計を立てている。丁寧な取材による弔辞は好評だが、本人はミドルエイジへと差し掛かる年齢で、このままで良いのか、時間を見つけては動物園へ行き、自問自答する。同居していた父親との交流が少なかった男性、共に起業した友人の突然死に戸惑う会社員、余命宣告を受けて自身の弔辞を依頼する婦人、ネットで知り合った顔も知らない声優仲間を探す女性など、様々な境遇の依頼主たちとの交流を通して、ウェンの中で止まっていた時間がゆっくりと進みだす。

場面写真

予告動画

来し方 行く末の予告編を再生

キャスト・スタッフ

監督
リウ・ジアイン
キャスト
フー・ゴー/ウー・レイ/チー・シー/ナー・レンホア/ガン・ユンチェン ほか
配給
ミモザフィルムズ

クチコミ

この旅は無駄では無かった

- 1年前
原題は「不虚此行」(ぶきょしこう)「この旅は無駄ではなかった」という意味。だそうである。『来し方 行く末』というタイトルをよくつけたものだと感心します。ついつい原題直訳のタイトルの方が良さそうに思えたりするからです。 ↓以下はネタバレます… 続きを読む

原題は「不虚此行」(ぶきょしこう)「この旅は無駄ではなかった」という意味。だそうである。『来し方 行く末』というタイトルをよくつけたものだと感心します。ついつい原題直訳のタイトルの方が良さそうに思えたりするからです。 ↓以下はネタバレますので見た人だけで↓ 実は見る前から果たして中国だからとて、弔辞の代筆業が成立するのだろうか?興味はこの一点でした。書くのは大学院まで出たけれど、脚本家としては成功しなかった。しかし弔辞書きの評判の良い男。という設定だ。 古今東西「弔辞の代筆業」は聞いた事がない。記憶に新しい所では、安倍晋三当時総理が暗殺された後の席に座った菅義偉が、葬式でなかなかの弔辞を読んだら、テレビ朝日のスーパー平社員の玉川徹が「その弔辞に電通が入ってる」と軽口を叩き。のちに電通に謝罪した事ぐらい。この時玉川徹の当て推量は外れ、大恥をかいた。その後の玉川はテレビコメンター界隈では群を抜いて言葉に責任を持つ男になった。と思う。

ぼぶ ネタバレ

大人の成長物語

- 1年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

全体を通してスモーキーカラーの柔らかい色合いの映像が心地よく、殆ど意味がわからない中国語の音と共に、前半は軽い眠気に誘われた。 かつて脚本家を志した主人公の聞善が、弔辞を書くことを生業としているという興味深い設定。丁寧で誠実なリサーチを通して少しでも正確な故人の姿を描こうとするのだが、縁のある人から話を聞くにつれ、「人は関係を持った人たちそれぞれに、違う姿を見せている」と気づく。 こうして淡々と丁寧に、弔辞のエピソードが綴られる作品かと思ったら、物語のフォーカスは徐々に聞善自身へと移っていく。 同時に、謎の同居人 “小尹”にもフォーカスが当たる。この同居人について、何の説明もなく物語が展開し、その存在がいよいよ不自然に感じてきた頃合いで、実は聞善が書けずにいた脚本の主人公であると同時に、聞善自身であることがわかる。(この解釈は人それぞれだろう) “小尹”は言わば、書けなかった、書かなかったが故に燻っていた 聞善自身の苦しみや葛藤、諦めや希望、そんなもやもやの象徴とも捉えられる。 弔辞執筆の仕事を通じて様々な人生に触れることで、「普通であることは、特別なこと」と気づいた聞善は、主人公に新たな名前をつけて脚本を書き始める。 そのとき、 “小尹”は聞善の家にはもういなかった。もやもやが吹っ切れたかのように、聞善のもとを去ったように思えた。 「君は主人公になれる」という最後のフレーズが、この淡々とした会話劇のラストを引き締める。続けて流れるエンディングの曲がまた良かった。 中国語の響きがこんなに心地いいと思ったことは初めてだ。

死後の世界からもこの世のことが見えていることを願う

- 1年前

主人公があらゆる遺族から故人との思い出を聞き、追体験として終わらせずに第三者の立場でその人を送り出す姿勢がかなりよかった。弔辞はどんなにがんばっても本人には決して届くことのない言葉の羅列でしかないのに 「どんな愛の表現も急いだ方がいい〜♪」が染み渡る、いいエンドロール

弔い

- 1年前
故人とはどんな人間だったのか、優しい人、厳しい人、変わった人、etc 遺された人それぞれの思い出や想いに触れながら、丁寧に故人への最後の言葉に落とし込む姿が印象的でした。 弔うとは、遺された人たちが1つの区切りをつけることなのかもしれない。… 続きを読む

故人とはどんな人間だったのか、優しい人、厳しい人、変わった人、etc 遺された人それぞれの思い出や想いに触れながら、丁寧に故人への最後の言葉に落とし込む姿が印象的でした。 弔うとは、遺された人たちが1つの区切りをつけることなのかもしれない。 止まった時間と対照的に、 ゆったりと明確に進んでいく抗うことのできない"生きる"という有限な時間。 聞善自身が弔辞の代筆を通して、自身の漠然とした"今"にどう向き合っていくのか、気づけばどっぷりと入り込んでいました。 散りばめられた弔いの言葉が、終わった後にじわじわと心に染み渡り、少しの寂しさとたくさんの温かさに満たされました。

静かに進む素敵な作品

- 1年前

自分の弔辞も考えておこうかなと考えてしまいました。 作家さんのトークショーにも参加して、本当に深い作品だなと感じました。

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