コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、ジョン・C・ライリー、レア・セドゥ、ベン・ウィショーの豪華な顔ぶれが揃い、第68回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した話題作『ロブスター』の独特の世界観が溢れる予告編が到着した。
今回、明らかとなった予告編では、謎が深まり、本編への好奇心を抑えることが出来ない内容に仕上がっている。まず、映画『ロブスター』での“ルール”「①45日以内にパートナーを見つけること」「②独身は罪」「捕まれば動物になって頂きます」が冒頭で流れて、早くも本作の世界に惹きつけられる。その後、流暢なクラシック音楽にのせて、豪華キャストが演じる登場人物たちの奇妙な会話がテンポよく飛び交うシーンが登場。そしてラストには、「失敗したら、どんな動物に?」の問いに対して、コリン・ファレル演じる主人公・デヴィッドは「ロブスター」と答える。
『籠の中の乙女』で知られるギリシャ出身のヨルゴス・ランティモス監督は「常に人間関係の中にいなければならないとしたら、人はどう感じるか。人間関係を作れない人を他の人はどんなふうに見るか。誰かと一緒にいることができなければ落第者と見なされるのか。誰かと一緒にいるために費やされる期間。恐れ。パートナーになろうとするとついてくる、そのようなありとあらゆることについて話し合った」と本作のアイデアを興味深く語っている。
主演を務めたコリン・ファレルは「この映画に無関心なままでいられる人はいないと思う」とコメント。『美女と野獣』や『007 スペクター』に出演し注目を集める若手女優レア・セドゥも「観客が考えさせられているのが想像できるわ。それは映画において大事なことでもある。」と語り、「ほとんど新しい言語と新しい物事の見方を提示するような映画よ。映画を見たあと、観客は自分自身に問いかけることになるわ」と、監督の生み出す映像表現の虜になっている。
映画『ロブスター』は、2016年3月5日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国順次公開
【STORY】
“独身者”は、身柄を確保されホテルに送られる。そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、自ら選んだ動物に変えられ、森に放たれる。そんな時代、独り身になったデヴィッド(コリン・ファレル)もホテルに送られ、パートナーを探すことになる。しかしそこには狂気の日常が潜んでいた。しばらくするとデヴィッドは“独身者”が暮らす森へと逃げ出す。そこで彼は恋に落ちるが、それは“独身者”たちのルールに反することだった―。
【CREDIT】
出演:コリン・ファレル/レイチェル・ワイズ/ジェシカ・バーデン/オリビア・コールマン/アシュレー・ジェンセン/アリアーヌ・ラベド/アンゲリキ・パプーリァ/ジョン・C・ライリー/レア・セドゥ/マイケル・スマイリー/ベン・ウィショー
監督:ヨルゴス・ランティモス 『籠の中の乙女』
脚本:ヨルゴス・ランティモス/エフティミス・フィリップ
配給:クロックワークス
2015/アイルランド・イギリス他/カラー/英語・フランス語/118分
©2015 Element Pictures, Scarlet Films, Faliro House Productions SA, Haut et Court, Lemming Film,
The British Film Institute, Channel Four Television Corporation.