河合優実、倍賞千恵子と初共演『PLAN 75』

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河合優実

第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、カメラドール特別表彰を授与された『PLAN 75』の舞台挨拶が6月21日、都内で開催され、キャストの河合優実、監督の早川千絵が登壇した。

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(C)2022『PLAN 75』製作委員会/Urban Factory/Fusee

満75歳から生死の選択権を与える制度「プラン75」が施行され、その制度に翻弄される人々の姿を描く本作。『ちょっと思い出しただけ』『サマーフィルムにのって』など話題作に立ち続けに出演する河合は、コールセンタースタッフ・成宮瑶子役を演じた。

初共演となった倍賞について、河合は「倍賞さんという存在がすごく大きかったです。ご本人を目の前にして感じる事がありすぎて。電話越しの声だけでもそうなんですけど、本当に心から感動できる存在だったので、すごく助けられました」と、倍賞から現場で刺激を受けたことを語った。

またお気に入りのシーンを問われると「倍賞さんが生活をしている様が凄くリアルで切実で。爪を切ってそれを植物にあげるとか、友人と2人で寝るところとか、過不足なく自分が老いている身体を使って生活をしていることが見えて、久しぶりに『存在しているな』と思う女優さんをスクリーンで見ました」と、ここでも倍賞の演技に感銘を受けた事を明かした。

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河合優実

監督の早川は「瑶子は業務をしているときと実際にミチと会った時にギャップが欲しかったので、電話の時はもっと営業らしくと演出しました。実際にミチと会うボウリング場のシーンは、私が何も言わずとも、お二人がとってもいい雰囲気でとても温かくて、私はモニターを見ながらニコニコしていました」と、現場での倍賞と河合の印象を振り返った。

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早川千絵

最後に河合は「監督をはじめみんなで作った『PLAN 75』からメッセージを受け取ってもらって、広がっていったらいいなと思いますし、作品を観てくれた方の生活に何か還元できるものがあったら嬉しいなと思います」と締めくくった。

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河合優実

(取材/写真:曽根真弘)


映画『PLAN 75』は大ヒット公開中!

監督:早川千絵
出演:倍賞千恵子/磯村勇斗/たかお鷹/河合優実/ステファニー・アリアン /大方斐紗子/串田和美 ほか
配給:ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト:happinet-phantom.com/plan75 公式SNS:@PLAN75movie

 

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