「ガリレオ 帰還」9年ぶりの劇場版『沈黙のパレード』ジャパンプレミア

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左から北村一輝、福山雅治、柴咲コウ

ガリレオシリーズの劇場版第3弾『沈黙のパレード』のジャパンプレミアイベントと完成披露試写会が8月31日六本木ヒルズにて行われ、キャストの福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、飯尾和樹、戸田菜穂、田口浩正、川床明日香、出口夏希、岡山天音、檀れい、椎名桔平、監督の西谷弘が登壇した。

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12名のキャストが集結

東野圭吾の小説が原作、2007年に連続ドラマがスタートし、舞台を映画にも広げ人気を博してきた「ガリレオ」シリーズ。原作シリーズ第9弾「沈黙のパレード」を映画化する本作では、柴咲演じる内海薫と、北村演じる草薙俊平が9年ぶりに再集結。ガリレオの醍醐味ともいえる、3人の絶妙なやりとりがスクリーンで復活する。今作も『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』に引き続き、西谷弘が監督を務める。

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(C)2022「沈黙のパレード」製作委員会

試写会の前に六本木ヒルズアリーナにて行われたジャパンプレミアイベントでは、華やかなイエローカーペットを通ってキャストが登場。イベントに登壇した福山は「帰ってまいりました。湯川学役の福山雅治です」と挨拶。「コロナ禍の中、エンターテインメントの大切さ、必要性を感じてきたこの2年数ヶ月、そんな中でも皆さんとこうやって対面できてお会いできて、『沈黙のパレード』を観ていただける機会が始まるんだということに本当に嬉しく思っています」と語った。

映画版には『容疑者Xの献身』以来の出演となった柴咲は「帰ってまいりました。内海薫役の柴咲コウです」と満面の笑顔で挨拶。「この作品を試写で観たときに、ものすごく心の奥底の温かい部分が震えました。人を愛すること、愛されること、それが貫けないこと、悲しみ、憎しみ、いろんな想いが湧き起こって、きっと皆さんもそういう風にいろんな感覚を揺さぶられるような素敵な映画になっていると思います。是非、この映画を楽しんでもらいたいです」と想いを語った。

今作では難しい役どころを演じている北村は「この映画、最高です!ここにいるみんなが試写を観たときに本当にグータッチするくらいに、自分達でも自画自賛したい最高の出来になっています」と自信をのぞかせた。

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左から北村一輝、福山雅治、柴咲コウ

「湯川先生との掛け合いはいかがでしたか」との司会からの質問に柴咲は「撮影の初日に結構掛け合いがあるシーンからスタートして、福山さんはSPドラマを既に撮影されていたので、すっかり湯川先生だったんですよ。そこで久しぶりの内海薫をまとって、やっぱり緊張しました」と語り、「目の前に完全なる湯川先生が現れたので、よしやらねばみたいな感じにはなりました」と明かした。

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左から福山雅治、柴咲コウ

それに対して福山は「嬉しかったですね。本当に久しぶりだったので。(内海は)湯川を作っている存在ですからね。内海との掛け合いの中で、湯川ってこういう人なんだなと。草薙も含めて3人のコミュニケーションの中で作られてきたものが湯川像なので」と再タッグへの想いを語った。

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イエローカーペットを歩く12名のキャスト

完成披露試写会後にTOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶が行われ再度キャストが登場。

本作について、福山は「みんなが笑顔のハッピーエンドという物語ではないんですけれど、何か心に残る作品になったのではないかと思います」と話した。

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福山雅治

また北村は「チームガリレオ、西谷組はすごく安心感があって。待っている間も普通に話していて、すっと現場に入れる。すごく良いスタッフに良い環境を作っていただいていて、あとは自分のやることをやるだけ。監督も的確に指示していただけるので苦労はなかったです」と語った。

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北村一輝

再始動した「KOH+」の主題歌「ヒトツボシ」について、作詞・作曲・プロデュースを手がけた福山は「レクイエム、鎮魂歌ということがテーマでした。劇場版ガリレオの第一弾『容疑者Xの献身』の時に、堤真一さんが演じられた、湯川の友人である石神、彼の報われなかった想いや魂を救済するような歌、鎮魂歌ができないかなという想いで、「最愛」という歌を作りました。その時は、上手くいったなという手応えがありました。今回も台本を読ませていただいて、共通しているのが、愛する人を失った者の喪失感であり、愛ゆえに人はこんなことまでしてしまうのか、ということ。「ヒトツボシ」というのは北極星のことです。かつて、海を渡っていくときに星だけを見ながら旅をしていた時代があり、それをテーマに曲を書きたいなとずっと思っていました。それが今回偶然書きたかったテーマと一致したので、一つの星になり、それぞれの人生の邪魔をしないように、私を忘れないで、あなたの人生の旅をして欲しい、そういう想いで作りました」と楽曲への想いを語った。

柴咲は「プロデューサーでありディレクターである福山さんがきめ細やかにディレクションしてくださいました。私も出演しているので情景がまざまざと浮かんできて。私は演じていない他の方の心情だったり、その人を取り巻く家族や身近にいる人の想いが、グサグサグサと刺さってきて。感情を勝手に揺さぶられるというか、本当に素直に歌うことができたと思います」と話した。

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左から福山雅治、柴咲コウ

最後の挨拶で福山は「15年という長きにわたってこの作品に携われたことを幸せなことだと思っています。僕個人の感想なのかもしれませんが、人生はどちらかというと苦しみのほうが多い気がする53才なんですけれども、「生きてて良かったな」「出会えてよかったな」そういう幸せな瞬間瞬間に出会うために、日々のいろんなしんどいことや苦しいことや、突然の別れを乗り越えて生きていくんだろうなと思っています。そういったことも、この15年間ガリレオという作品に携わってきて学んだことでもあります。皆さんの人生が幸せの旅になることを願いながら、この映画、そして「ヒトツボシ」という歌を作りました。この映画を通じて、エンターテインメントがある時間というのはいいなと、思ってもらえるような作品に仕上がっていると自負しております。引き続きこの作品を愛していただければと思っております」と締めくくった。

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福山雅治

(取材/写真:曽根真弘)

映画『沈黙のパレード』は9月16日より全国にて公開

原作:東野圭吾「沈黙のパレード」(文春文庫刊)
脚本:福田靖
監督:西谷弘
音楽:菅野祐悟/福山雅治
主題歌:KOH+「ヒトツボシ」
出演:福山雅治/柴咲コウ/北村一輝 /飯尾和樹/戸田菜穂/田口浩正/酒向芳/岡山天音/川床明日香/出口夏希/村上淳/吉田羊/檀れい/椎名桔平 ほか
製作:フジテレビジョン/アミューズ/文藝春秋/FNS27社
配給:東宝
公式HP:https://galileo-movie3.jp/
公式 Twitter:@galileo_movie

(C)2022「沈黙のパレード」製作委員会

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