映画『素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店』（原題：De Surprise）が、5月28日より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開されることが決定。さらに今回は、同作品の予告編とポスターも解禁となった。
本作は、オランダの大富豪でひとり息子・ヤーコブが、事故に見せかけた自殺ほう助を行う裏稼業とする葬儀屋と関わったことをきっかけに起こる一大騒動を通して人生のすばらしさを描く、一風変わったヒューマン・コメディとなる。
監督・脚本は、『キャラクター：孤独な人の肖像』で1997年にアカデミー外国語映画賞を受賞し、「オランダのウェス・アンダーソン」と評されるマイク・ファン・ディム。ヨーロッパの品の良さと設定の面白さを持ち味に、「サプライズ」を巧妙に散りばめたストーリーで、エキセントリックかつチャーミングな映画に仕上がっている。
幼少期のトラウマから感情を無くし、人生を終わらせようと試みる優しく孤独な億万長者・ヤーコブを演じるのは、コメディタレントや俳優として活躍し、『LOFT -完全なる嘘（トリック）-』（12）などで知られるオランダの大人気俳優のイェルン・ファン・コーニンスブルッヘ。また、同じく人生に嫌気がさして葬儀屋を訪れる、すこしとぼけた味わいのあるキュートなヒロインは、『人生はマラソンだ！』（14）のジョルジナ・フェルバーン。
映画『素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店』は、5.28（土）より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開
【STORY】
ヤーコブは、オランダの貴族で大富豪のひとり息子。広大な敷地にあるお城に住み、アストン・マーチンなど高級車を何台も所有しているが、一切感情を持ったことがないため、楽しみを感じない人生に嫌気がさしている。母親の葬式を済ませた後に自殺を試みるが、常に邪魔が入り自殺に成功できない。
そんな時、偶然拾ったマッチ箱に記された謎の『代理店』をベルギーまで訪ねてみると、その店は“最終目的地への特別な旅”のプランを提案するという奇妙な旅行代理店だった。それは“あの世”への旅であり、事故に見せかけた自殺ほう助を行うサービスを提供していたのだ。ヤーコブは喜んでそのサービスを依頼する事にする。申し込んだのは【いつ、どこで、どうやって死ぬか分からない“サプライズ”コース】。すっきりした気持ちで棺桶を物色中、同じコースを申し込んだというアンネと出会い、澱んでいたヤーコブの日々が、少しずつ色づきはじめるが、人生最後の“サプライズ”までのカウントダウンは確実に近づいている。もう少し生きていたくなったヤーコブとアンネは、謎の代理店の激しい追跡をかわしながら逃避行の旅に出る。そして、さらに思いもよらない最大のサプライズが、二人を待ち受けているのだった…！
【CREDIT】
監督・脚本：マイク・ファン・ディム 『キャラクター：孤独な人の肖像』（1997／アカデミー賞外国語映画賞受賞）
撮影監督： ロヒアー・ストファース 『スクール・オブ・ロック』『ディスタービア』
出演：イェルン・ファン・コーニンスブルッヘ／ジョルジナ・フェルバーン／ヤン・デクレール／ヘンリー・グッドマン
２０１５年／オランダ／オランダ語、英語、ヒンドゥー語、仏語／１０５分／配給：松竹／原題：De Surprise
公式HP：http://sutekinasurprise.jp/
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