『ジャニス：リトル・ガール・ブルー』 予告編、27年の生涯に名シンガーたちも魅了「ロック界のジャンヌ・ダルク」

「音楽史上最高の女性スター」と称される伝説のシンガー、ジャニス・ジョプリンは、1970年10月4日、27歳の若さでこの世を去った。ベトナム戦争や公民権運動、ウーマンリブといった反体制の波にアメリカが揺れ、あらゆるカルチャーが花開いた混沌と変革の時代に、派手なボヘミアン・ファッ ションを身にまとい世界中の若者たちを熱狂させた彼女の存在は社会現象を巻き起こし、自分らしく生きたいと願うあらゆる世代の女性に勇気を与えた。

解禁された予告編では、ビートニク詩人マイケル・マクルーアとジャニスが書いたアカペラの歌「ベンツが欲しい」(Mercedes Benz)にのせて、ジャニスの幼いころの写真や貴重なライブ映像のほか、関係者によるジャニスについての証言が収められている。これまで2度のグラミー賞に輝いたメリッサ・エスリッジや、全世界で6000万枚セールスを誇るスーパースター・P!NK、本作のナレーションを担当するキャット・パワーことショーン・マーシャルなど名だたるアーティストから愛されるジャニスの奔放な生き様が垣間見れる。メリッサは「ロック界のジャンヌ・ダルク」と表現しており、P!NKも「心の痛みやつらい現実を隠そうとしなかった」と回想している。