『ALWAYS三丁目の夕日』『永遠の0』『STAND BY ME ドラえもん』『海賊とよばれた男』などで知られる日本映画界の至宝・山崎貴監督待望の最新作が発表。主演に堺雅人を迎え、ヒロインを高畑充希が演じる『DESTINY 鎌倉ものがたり』が12月9日に全国公開されることがわかった。
西岸良平のロングセラーコミック「三丁目の夕日」でVFXを駆使、昭和の懐かしい時代を再現し大ヒットに導いた山崎監督が、今回は「三丁目の夕日」と双壁をなす西岸の30年読み継がれた、累計発行部数900万部(既刊33巻)のベストセラー「鎌倉ものがたり」を映画化。かつてない日本映画最高のファンタジー超大作に挑む。
主演には、NHK大河ドラマ「真田丸」での熱演も記憶に新しい、堺雅人。本作がNHK大河ドラマ後、初の撮影作品となる。これまで舞台、ドラマ、映画と幅広い分野で活躍、数々の賞を受賞し、ドラマ「半沢直樹」の爆発的ヒットから大河ドラマ主演と、人気、実力ともに兼ね備えた堺雅人が満を持しての山崎組初参加。戦国武将から一転、本作では、鎌倉に住み普段から和装を好む、鉄道模型やプラモデル、骨董収集など多趣味なミステリー小説作家を演じる。
ヒロインには、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」主演の高畑充希が出演。若手実力派として高い評価を得ている高畑が、堺演じる正和の年離れた妻・亜紀子演じる。今年2017年、大河ドラマと朝の連続ドラマの主演2人が夫婦役として初共演を果たす。
そして、堺、高畑の他にも堤真一、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和といった実力派、山崎組常連俳優から今回山崎組初出演となる、安藤サクラ、中村玉緒まで超豪華キャストが集結する。
堺雅人 コメント
「真田丸」以来、一年半ぶりの撮影初日だったので、今日は新鮮な気持ちで臨みました。いただいた台本を読んだ時、作品世界のあまりの豊かさに、なかなか全貌がつかめませんでした。現場で監督の指示をよく聞いて、完成した映像を楽しみにしたいと思います。今日一日撮影してみて、僕の演じる一色は、佇まい、熱中するところ、物腰の柔らかいところ、でも頑固なところなど、山崎監督によく似ているなと思いました。これからの演技の参考にします。素晴らしいキャスト、スタッフと共に、僕たちなりの「鎌倉」をつくっていければと思っています。どうぞご期待ください。
高畑充希 コメント
原作の中で、亜紀子が小学生に間違われるというエピソードがあるのですが、私自身も20歳を越えてから小学生みたいだとからかわれたことがあり、亜紀子さんと通づるものを感じています。そして、そんなチャーミングな役をいただけたことをとても嬉しく思っています。テンポのよい掛け合いが多いので、先輩の役者さんたちとお芝居が出来ることにワクワクし、とても楽しみです。
「とと姉ちゃん」以来、1年半ぶりのクランクインだったのですごく緊張しましたが、全力でタックルしても受け止めてくれそうな堺さんの包容力に、いつしかすっかり安心しきってしまいました。
山崎貴 コメント
西岸先生のもう一つの代表作である「鎌倉ものがたり」を映画化できることをとても喜んでいます。この作品にはたくさんの魔物や幻想的な風景を登場させるつもりです。そんな世界をまるで原作から抜け出して来たような堺さん、高畑さんの二人と一緒に心ゆくまで旅をしてこようと思っています。そしてその中で"本当に大切なもの"についての物語を紡いでいこうと思っています。乞うご期待!!
阿部秀司 コメント(エグゼクティブプロデューサー)
「鎌倉ものがたり」の映像化に向けて動き出したのは、2011年。ちょうど「ALWAYS 三丁目の夕日’64」を撮影していた頃でした。昭和とファンタジー、異なる題材ですが、両作に共通しているのは、日本人が普遍的に持っている“懐かしさ”と“町と人の温かみ”だと思っています。今、日本人が待ち望んでいる、この“懐かしさ”をお届けしたいと思っています。昭和の街並みを完全再現した「ALWAYS 三丁目の夕日」から、本作では誰も見たことのないはずなのに、懐かしい日本人の心に残る鎌倉の世界を山崎貴が描き出します。ファンタジー、ミステリー、アドベンチャー、ラブストーリー、そして感動、エンターテインメントの最高峰になると思います。今から完成が待ち遠しいです。ご期待ください。
映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』は2017年12月9日(土)より全国東宝系にて公開
【CREDIT】
監督・脚本・VFX:山崎貴
原作:西岸良平「鎌倉ものがたり」(双葉社「月刊まんがタウン」連載)
出演:堺雅人 高畑充希 堤真一 安藤サクラ 田中泯 國村隼 薬師丸ひろ子 三浦友和 中村玉緒
©2017「DESTINY 鎌倉ものがたり」製作委員会