有川浩原作「旅猫リポート」福士蒼汰主演で実写化、監督は『植物図鑑』三木康一郎【コメントあり】

シリーズ累計40万部突破の有川浩原作のベストセラー小説「旅猫リポート」の実写映画化が発表され、主演を福士蒼汰、監督を『植物図鑑』の三木康一郎が務めることがわかった。

旅猫リポート

原作は、「図書館戦争」「植物図鑑」「阪急電車」など著作が続々と映画化され、大ヒットを生み出している有川浩によるベストセラー小説であり、有川自身も「一生に一本しか書けない物語」と表現するほど思い入れの強い作品。映画化するにあたり、自ら脚本開発に参加している。物語は、心優しい青年・悟(サトル)が、とある事情から飼えなくなってしまった愛猫・ナナと一緒に、新しい飼い主を探して日本各地を巡る旅に出るところから始まる。幼い頃の親友や初恋の相手など、悟がこれまでの人生で出会ってきた様々な人たちを訪ね歩く中で、伝えられなかった気持ちや本当の絆、悟の知られざる過去や秘密が明らかとなる。

主人公・悟を演じるのは、『ちょっと今から仕事やめてくる』『曇天に笑う』『BLEACH』と主演作が立て続き控える福士蒼汰。2013年、2015年に映画化された『図書館戦争』シリーズに続いての有川作品への出演となり、ある秘密を抱える青年という難しい役どころに挑戦する。監督を『植物図鑑』の三木康一郎が務める。

有川浩 コメント


これは、一人と一匹の最後の旅の物語です。でも、きっと悲しさではなく幸せを感じていただけると思います。今回は、これまでにご縁があり、その力を心から信頼できる方々に映画化していただけることになりました。こちらからお願いしたのは、とにかく猫さまの都合を第一に!ということ。猫のしたくないことはいっさいさせない。必要であれば脚本はいくらでも書き換えます、と。

けっして言うことをきいてくれない猫さまを一緒に愛してくださるみなさま、サトルとナナのふたりの旅を見守ってあげてください。

福士蒼汰 コメント


原作を読み、やわらかいものに丸く包まれているようなやさしい物語だと思いました。けれど、その中に隠された秘密や過去にドキッとする瞬間が何度かありました。そのドキッとした時の気持ちと作品全体を包むやわらかい空気の両方を大事にして、悟を演じたいと思います。大切な人たちや猫への思いを、自然体で届けられたらいいなと思います。

お芝居で猫と共演するのは初めてなので、最初は猫との距離感に少しドキドキ、猫見知り(?)しました。でも、相棒のナナは、クルクルとした毛がチャーミングな、ちょっとやんちゃでかわいい猫なので、日々楽しく撮影しています。

三木康一郎監督 コメント


脚本を読み、涙しました。自分には何ができるのか?考えさせられましたし、愛する事の尊さを感じました。映画を見てくださる方々にも、愛する事の尊さが少しでも伝わるような作品にしたいと思います。

有川先生の作品は2作目ですが、いつも登場するキャラクターの聡明さに心打たれます。今回も全ての登場人物が生き生きして、やさしい。どう表現するか、とても楽しみです。福士蒼汰さんは悟のイメージにぴったりで、やさしくておおらかで、強く、福士さんが悟なんじゃないかと思う程です。彼の雰囲気を壊さないように、さらに、今の彼の魅力を十分引き出したいと思っています。皆さんの心の奥のやわらかい部分をギュッと掴むようなものにしたいと思っています。

製作プロデューサー コメント


福士さんと猫、そして日本の美しい風景という最強の組み合わせが実現することをとても嬉しく思います。人気者でありながら飾らず、周りを一瞬で虜にする笑顔とドキッとさせるような大人の表情が同居する福士さん。彼以外に、悟役は考えられませんでした。内に秘める強さを持ちながら、みんなに心から愛される悟を、ナチュラルに、魅力的に表現していただけると思っています。

相棒の猫・ナナと見つめ合う福士さんを見て、今までにない猫の映画をお届けできると確信しています。ご期待ください!

映画『旅猫リポート』は2018年全国公開

【CREDIT】
原作:有川浩『旅猫リポート』(講談社文庫 刊)
主演:福士蒼汰
監督:三木康一郎
脚本:有川浩・平松恵美子
配給:松竹 公式サイト:tabineko-movie.jp

©2018「旅猫リポート」製作委員会 ©有川浩/講談社

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