伝説的俳優ダニエル・デイ・ルイスの引退作、絵画のような美しさを誇るビジュアルと海外予告が解禁

2017年11月19日

アカデミー賞主演男優賞を3度受賞し、現存する俳優で最も才能に恵まれた俳優といわれる伝説的俳優ダニエル・デイ・ルイスの引退作となる『ファントム・スレッド／Phantom Thread（原題）』の絵画のような美しさのビジュアルと海外予告編が解禁された。

『ファントム・スレッド／Phantom Thread（原題）』は、1950年代の第二次世界大戦後のロンドンが舞台。英国ファッションの中心的存在として社交界から脚光を浴びるファッションデザイナー、レイノルズ・ウッドロック役をダニエル・デイ・ルイスは演じる。あえて独身を貫いていたレイノルズが若く、強い意志を持つ女性アルマ（ヴィッキー・クリープス）と出会うことで、これまで綿密に繕ってきた「完璧な」人生の終わりに苦悩するストーリーが展開する。

公開されたビジュアルと海外予告編は絵画のような美しさを誇る仕上がりで、観る者を1950年代の華麗な世界へと誘う。監督を務めたのは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』でもデイ・ルイスとタッグを組んだポール・トーマス・アンダーソン。本作では、脚本兼監督のみならず、撮影監督不在のなか、必要な指示を出し、画作りへ自身のこだわりを追求したという。

史上最多となるアカデミー賞主演男優賞を3度受賞したデイ・ルイスが、4度目のオスカー像を手にする可能性も大いにありうる。ダニエル・デイ・ルイスの俳優人生の集大成を飾るにふさわしい本作の予告編をご覧いただきたい。