累計120万部を誇る唐々煙の大ヒットコミックシリーズを、福士蒼汰主演で実写映画化した『曇天に笑う』が2018年3月21日(水・祝)に公開される。この度、本作の主題歌がサカナクション書き下ろしの新曲に決定。合わせて、新ビジュアルが解禁となった。
サカナクションが書き下ろす「陽炎」と名付けられた楽曲は未だ完成しておらず、サカナクションのクリエイションに対する熱意は尋常なものではないという。これまで手掛けた映画音楽やCM音楽もそのこだわりから時間を掛けて何度も手直しをし、締め切りの直前まで試行錯誤を繰り返し完成に至っている。
本作も、楽曲製作のオファーは撮影直前の2016年5月。映画の撮影は2016年8月下旬にクランクアップし、CGなどの編集作業を経て一旦完成。2017年7月に関係者向けの初号試写会が行われたが、試写は急遽未完成のデモ曲を付けての対応となるなど、足かけ1年半にわたって今なお制作が続けてられている。
今回、映画の宣伝進行上、未完成ながら主題歌を公式発表ということで異例の楽曲完成祈願コメントが本広克行監督、主演の福士蒼汰、サカナクションのレコード会社担当者から寄せられた。なお、サカナクションは主題歌のみならず、オープニング曲「曇天に笑う-opening&ending‐with GOCOO」も楽曲提供している。
主演・福士蒼汰 コメント
試行錯誤して作られているサカナクションさんの楽曲。
楽しみで仕方がありません。
【曇天に笑う】に携わる人それぞれが時間をかけ、頭を捻り作る一つの映画。
どんな空になるか期待感でいっぱいです。
本広克行監督 コメント
この映画の演出プランを悩み続けている時に2015年の日本武道館でSAKANATRIBEの音楽に踊り狂う観客を見ていて映画の冒頭のシーンはこの感じ、トランス、群れ、和太鼓、跳ねる人々!これだって事ですぐに一郎さんに相談してオープニングの音楽はあっという間に出来あがってすごいインパクトになった。そうするとエンディング曲もサカナクションで終えることになりオープニングを越えて新しい世界の扉を開くような曲を、歌詞を、作るのは本当に大変な作業で、ほぼ出来上がってるのに何度もライブで演奏しては変更して磨き上げていく。本当のところ曲を、一郎さんをずっと待ち続けている関係でいたいけど作品はいつか完成する。なんだか淋しいけど早く世界中の人に観て聴いて貰いたい。完全に待つ事を楽しんでます(笑)
サカナクション担当A&R 山上聡(NF Records/ビクターエンタテインメント)コメント
現在、バンドは自信を持って皆様にお届出来る新しい音楽を見つけるために必死にもがいております。足かけ1年半という長きにわたってお待ちいただいた本広監督・映画「曇天に笑う」関係者の皆様、そしてサカナクションの新曲をお待ちいただいているリスナーの皆様のご期待に添えるよう、ギリギリまでバンド・スタッフ一丸となって楽曲制作に向きあう所存でございます。いよいよ、待ったなしの締め切りも近づいてまいりました。(汗) 皆さまにおかれましても我々とともに、⼿に汗握りながら完成をお待ちいただければ幸いです。
原作は、月刊コミックアヴァルス(マッグガーデン)にて連載され、TVアニメ化、舞台化もされた人気作。物語は、明治維新後の滋賀県・大津を舞台に、300年に一度蘇る巨大な力を持つ大蛇復活を阻止すべく立ち上がる曇神社曇家三兄弟の活躍を描く冒険活劇。彼らの前には、復活の鍵となる「大蛇の器」の発見と破壊を目的とする明治政府右大臣・岩倉具視の直属部隊・犲、大蛇の力を求める最強の忍者集団・風魔一族が立ちはだかる。
曇家三兄弟の長男で、曇家第14代当主であり「大蛇の器」を宿す主人公・曇天火を、時代劇映画初主演の福士蒼汰が演じ、次男・空丸を中山優馬、三兄弟の末っ子・曇宙太郎を若山耀人がそれぞれ演じるほか、古川雄輝が右大臣・岩倉具視直属部隊「犲(やまいぬ)」のチームリーダー・安倍蒼世役、大東駿介が副隊長・鷹峯誠一郎役、桐山漣が金城白子役、小関裕太が映画オリジナルキャラクターの永山蓮役、市川知宏が武田楽鳥役、加治将樹が犬飼善蔵役、忍者集団・風魔一族の3人衆を池田純矢、若葉竜也、奥野瑛太がそれぞれ演じる。監督を『踊る大捜査線』『亜人』の本広克行が務める。
映画『曇天に笑う』は2018年3月21日(水・祝)より全国公開
【CREDIT】
原作:唐々煙「曇天に笑う」(マッグガーデン刊)全6巻+外伝
監督:本広克行 脚本:高橋悠也
主演:福士蒼汰、中山優馬、若山耀人、古川雄輝、桐山漣、大東駿介、小関裕太、市川知宏、加治将樹、池田純矢、若葉竜也、奥野瑛太/東山紀之ほか
配給:松竹 公式サイト:donten-movie.jp
©︎映画『曇天に笑う』製作委員会 ©唐々煙/マッグガーデン