高杉真宙×加藤諒×渡辺大知「ギャングース」実写化、裏社会の実態をリアルに描いた“超実証主義漫画”

高杉真宙、加藤諒、渡辺大知(黒猫チェルシー)をトリプル主演に迎え、講談社「週刊モーニング」で連載されていた漫画「ギャングース」の映画化が決定。2018年秋に公開されることがわかった。

ギャングース

本作は、少年院で共に過ごしたサイケ・カズキ・タケオの3人が犯罪集団だけを狙って窃盗を繰り返す“タタキ”稼業を開始し、裏社会で生き抜くことにポジティブな3人の友情を描く青春エンターテインメント。

冒頭に毎回付されている〈この漫画は実話を基にしたフィクションです。ただし犯罪の手口はすべて実在しますので、ぜひ防犯に役立てて下さい〉という注意書きが象徴的な本原作。ルポライター・鈴木大介による未成年の犯罪者への取材をもとに、裏社会の実態をリアルに描いた“超実証主義漫画”として知られている。

「ギャングース」カラーイラスト

窃盗団の情報収集・作戦立案担当のサイケ役に高杉真宙、工具に関する秀でた見識を生かして“タタキ”をしながら生き別れた妹を追い求めるカズキ役に加藤諒、窃盗団の車両担当タケオ役に黒猫チェルシーの渡辺大知が扮する。監督を『日々ロック』『22年目の告白 -私が殺人犯です-』の入江悠が務める。

撮影は1月20日(土)から千葉県木更津市にてクランクイン。関東近郊などでのロケーション撮影後、2月下旬にクランクアップを予定している。

サイケ役:高杉真宙 コメント


サイケ役としてに出演させて頂くことになりました。原作を読ませて頂き、今の日本でこの世界が存在するということに驚きました。そして自分が今までそれを知らないでいた事にもショックを受けました。家がなく保険証もない、頼れる人がいない中で生きていく事をどこか遠い世界のように思っていた自分に疑問を持ち、今はどんな風に演技をしようかと悩んでいる状態です。ひたすら突き詰めてリアルに、とにかくリアルにしたいと思っています。この世界の一員になり、リアルをたくさんの人に伝えたいと思います。よろしくお願いいたします。

カズキ役:加藤諒 コメント


カズキ役を演じさせて頂きます加藤諒です。原作者の鈴木大介さんにカズキ達のモデルになった方々のお話を伺った時に、全く違う世界の住人だと思ってた人達が、そうではなく、僕たちと同じ日常にいる方々なんだと強く感じました。この映画を観た方にもそう感じて頂けるように、物作りが大好きな愛すべきカズキという男に血を通わせ、しっかりと演じられるように頑張ります。

タケオ役:渡辺大知コメント


原作・脚本を読んで、社会からはみ出した男たちのたくましく生きる姿に感動しました。彼らの愛や優しさが伝わるように、自分なりに精一杯楽しくやってやろうと思います。

入江悠監督 コメント


最初に企画のお話を頂いてから、取材をし、脚本を書き、また取材をし、と繰り返しているうちに、4年の時間が流れていました。社会の底で必死に生きる彼らの姿は、一寸先は闇なのにどこかキラキラ輝いて眩しく、そういう意味でこれは私にとって至上のキラキラ映画です。

ストーリー共同制作:鈴木大介 コメント


取材を通して出会った犯罪の加害者たち。
社会から白い目で見られている彼らの多くが、かつては陰惨な暴力被害やこどもの貧困の当事者だったこと。
彼らの背中に、泣いている子どもの影を見たこと。
けれども、ドロップアウトしなければ生きていけなかった彼らは、熱く輝く時間を過ごしていた。
文字で書いても書いても、なかなか理解をしてもらえなかった彼らのリアルな青春を、入江さんのカメラを通して、描いてもらおうと思っています。

漫画:肥谷圭介 コメント


連載中も勝手に実写化の妄想ばかりしていたので、サイケ、カズキ、タケオちゃんの掛け合いや、安達サイドの怖さや、あれもこれも楽しみしかないです。漫画にはない「音」がある緊張感や空気感を想像すると、ドキドキワクワク…、ドキワク止みません。

映画『ギャングース』は2018年秋全国公開

【CREDIT】
監督:入江悠
原作:肥谷圭介・鈴木大介「ギャングース」(講談社モーニングKC所載)
出演:高杉真宙 加藤諒 渡辺大知(黒猫チェルシー)
製作・配給:キノフィルムズ/木下グループ
制作プロダクション:アミューズ+パイプライン

(C)肥谷圭介・鈴木大介/講談社

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