黒島結菜×小瀧望×高杉真宙が笑顔でクランクアップ!“撮影秘話”満載の『プリンシパル』現場レポート

いくえみ綾の原作「プリンシパル」を、黒島結菜×小瀧望×高杉真宙×川栄李奈らキャスト陣で映画化した『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』が3月3日(土)に公開される。この度、冬パートを2017年2月~3月、夏パートを同年6月に全編北海道で撮影された本作の現場レポートとメイキング写真が到着した。

プリンシパル

まっすぐで不器用な等身大の女子高生・住友糸真役に黒島結菜、学校イチの人気者で幼馴染を大切にする上から目線の“俺様系モテ男子”・舘林弦役に小瀧望(ジャニーズWEST)、弦の幼馴染で同じく学校の人気者“ゆるふわ系モテ男子”・桜井和央役に高杉真宙、糸真の友達で弦に密かに好意を抱く国重晴歌役に川栄李奈が扮する。監督を『花戦さ』などで知られる篠原哲雄が務める。

プリンシパル

緊張しながらのクランクイン!キャストが語る篠原監督の演出


クランクインは、雪の降る2月の北海道・札幌。とある私立高校にて、糸真が転校してくる「札幌市立札恵高校」のシーンから始まりました。2年4組のクラスメイトが勢揃いし、まるで実際のホームルームのようににぎやかですが、大きな学校でのロケとあって、スタッフたちが待機する廊下はやはり寒い!

最初のシーンは、転校生としてクラスメイトに紹介された糸真が弦と初めて出会う場面。弦に「そこは和央の席だ!」とすごまれた糸真が「私はもうどこにも行けないの!」と叫ぶように返した言葉は、この映画のテーマにもなっています。

現場ではまず自分が演じて表現してくれる。そして遠くまで聞こえる大きな声と笑顔が、篠原監督の特長。3年前に篠原監督のワークショップで演技指導をしてもらった経験があるという黒島も、「監督自ら糸真役を演じてみせてくれたのには驚きました。現場ではこういう方なんだなって。監督の『本番!』っていう大きな声も好きです。『よしっ!』って気持ちが引き締まります」と嬉しそうに初日の思いを話す。

少しでも早く役をつかもうと、篠原監督に演出指示を仰いでいたのは小瀧。原作の弦に近づくため、体型を絞って撮影に臨みましたが、話を聞くと、「弦に近づこうとしているけど、ちゃんと近づけてるのか自分ではわからなくて。篠原監督にいろいろ聞いたんですが、できるようになるまで時間をかけてくださる監督なんだなって思いましたし、この映画への熱い思いも感じました!」と、緊張しながらも篠原監督を信じている様子。初主演ということに対しては気負っている感じはなく、「黒島さんと一緒なのもありますし、肩ひじ張らずにやらせていただいてます。スタッフさん、キャストの皆さん分け隔てなく話して現場の空気を作れたら」と語りました。

続いて和央役の高杉もクランクイン。糸真が声をかけてきた和央に「はじめまして!」と大声で被せ気味に挨拶をするのだが、それには大きな理由がある……というシーン。高杉の1stシーンもスムーズに終わりましたが、篠原監督の指示が書き込まれた助監督の台本を覗き込む。何か不安なのかと尋ねてみたら、「弦と幼なじみっていう関係性をこの場で作らないといけないのが難しくて。でも最初に会った時と比べてどんどん望との距離は近くなっています」と笑顔で答えてくれました。

川栄は「現場に来てからわかること、篠原監督と話すことで生まれる新しい発見があるんです。いろいろと話せる監督なので楽しいです」と、現場の雰囲気、監督やキャストとのコミュニケーションで役を作っていく楽しさを感じているよう。

プリンシパル

北海道が恋しかった3か月間。いよいよラストスパートへ


3月の冬パートの撮影を終え、約3ヶ月経った6月半ば。札幌市郊外にある定山渓温泉のキャンプ場に、再び篠原組が集結しました。黒島、小瀧、高杉、川栄に加え、舘林弓役の谷村美月、金沢雄大役の市川知宏も加わり、メインキャラクターたちが集合しての、夏キャンプのシーン。3ヶ月開き、積み上げた関係性がまたゼロに戻ってしまうことを心配していたキャストたちですが、「望に、『そうっすよね』っていう変な敬語を使っちゃいました(笑)」と再び人見知りを発揮してしまったことに高杉は苦笑い。一方の小瀧は、「早く撮影に行きたい、早く北海道に“帰りたい”と思っていました」と、この3ヶ月北海道が恋しくて仕方がなかった様子。そんな小瀧のムードメーカー的な明るさも手伝って、現場の空気は再び打ち解けていきました。

キャストとスタッフが一丸となった名シーン完成の瞬間


山の天気は崩れやすく、途中から雨模様に。全員での日中のキャンプシーンは翌日に持ち越されることとなりました。ただし夜の撮影は予定通り決行。糸真がみんなのいる場所からはぐれてしまい、弦と和央が必死に探し回るというシーン。足をくじいて動けなくなってしまった糸真を見つけ出すのは、弦と和央のどちらなのか。きっと誰もが胸キュンになる、名シーン完成の瞬間となりました。撮影は深夜まで続きましたが、初夏にも関わらず体が震えるほどの気温の中、キャストとスタッフは一丸となって最高のカットのために粘り続けていました。

笑顔でクランクアップ!またこのメンバーで札幌に


そして撮影最終日、弦の自宅がある設定の住宅街の坂道で糸真、弦、和央の登校シーンを撮影。天気は快晴、絶好のクランクアップ日和だ。ケンカをしながらの登校シーンを、最後のカットまで全力で演じる黒島、小瀧、高杉の3人。「OK!」という篠原監督の大きな声が響き、全撮影が終了!「終わった感じがしない!また3ヶ月後にはこのメンバーで札幌に集合しそう」と別れを惜しむ小瀧、「むしろこの役を忘れちゃいけないって思います」とまだ役に浸っていたいと語る高杉。対照的に、「最高のロケーションで、気持ちよく演技ができました!」と清々しい笑顔を見せたヒロインの黒島。記念の集合写真を撮り、3人は満面の笑みで「お疲れさまでした!」と札幌を後にしました。

ストーリー


東京の女子高でハブになり、逃げるように札幌に引っ越した住友糸真(黒島結菜)。転校初日、彼女が出会ったのはクールで上から目線、だけど親友思いの舘林弦(小瀧望)、笑顔が眩しいちょっと病弱な桜井和央(高杉真宙)、そして最初に優しく声をかけてくれた国重晴歌(川栄李奈)。女子の間では“弦と和央はみんなのもの”というルールがあるにも関わらず、糸真は弦・和央と仲良くなってしまう。それをよく思わない晴歌はグループで結託し、糸真をハブの対象にしてしまう!!しかし、晴歌は弦に告って…!?友情をとって仲良く過ごしたい。でも、「好き」な気持ちを伝えたい…。果たして、糸真は恋の主役になれるのか!?

映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』は3月3日(土)より全国公開

(C)2018「プリンシパル」製作委員会 (C)いくえみ綾/集英社

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