東出昌大×唐田えりか『寝ても覚めても』海外セールス決定、共演に瀬戸康史や山下リオら

芥川賞作家・柴崎友香が2010年に発表した同名小説を、東出昌大×唐田えりかで実写化した『寝ても覚めても』の海外セールスが決定した。

寝ても覚めても

本作は、忘れられないかつての恋人と、その恋人と同じ顔をした現在の恋人との間で揺れ動く女性の年月を描くラブストーリー。主演を東出昌大が務め、ヒロインの唐田えりかをはじめ、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、田中美佐子らが共演する。

河瀬直美監督『あん』、黒沢清監督『岸辺の旅』、深田晃司監督『淵に立つ』などのプロデューサーとして知られる澤田正道が本作のコー・プロデューサーとして名を連ね、海外セールスを大手MK2が担当。国際映画として製作されている。

現在開催中のベルリン国際映画祭のマーケットでも情報解禁され、すでに『ハッピーアワー』でロカルノ国際映画祭をはじめ国際的に高い評価を得た濱口監督の商業デビュー作とあって、世界中の映画関係者から注目を浴びている。

澤田正道 コメント


私はフランスにいて新しい才能との出会いには常に興奮を覚えます。濱口監督の『ハッピーアワー』5時間17分を思わず一気に見てしまった時の喜びは3つ星のレストランで3時間を過ごすより豊かでした。私は偶然にも本作の原作「寝ても覚めても」を読んでいて、この映画的語り方に惹かれていました。その偶然性も重なり作品が私を呼び寄せてくれた予感がします。世界に向けて日本の新しい世代の先端を走り続けてほしい作家です。

MK2 ジュリエット・シュラメック コメント


濱口竜介監督『寝ても覚めても』の脚本を読んで、私は興奮し、すぐに参加を決めました。MK2は常に新たな才能との出会いを大切にしてきました。今回、近年稀に見る、日本の若き“将来の巨匠”の作品にコミットできることをとても嬉しく思います。

映画『寝ても覚めても』は2018年晩夏に全国公開

©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会

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