本谷有希子の同名原作を趣里主演で映画化した『生きてるだけで、愛。』より、世武裕子の歌うエンディング・テーマ「1/5000」のミュージックビデオが解禁となった。
ミュージックビデオ出演は趣里、メガホンを取ったのは関根光才と、『生きてるだけで、愛。』の主演女優と監督が再びタッグを結成。ミュージックビデオは、汚れた顔で横たわる女(趣里)の姿から幕を開ける。その焦燥した表情とは裏腹に目に情熱をたぎらせている彼女は、ゆっくり立ち上がると真っ赤な傘を手にし、真っ蒼な服をまとい、荒野を歩いていく。「赤」と「青」の美しい色使いは、映画でも印象的に使われるポイントのひとつだ。
映画でも、主人公の寧子(趣里)が「ほんの一瞬でも、誰かとわかり合うこと」を求め苦悩する姿が描かれるが、内なる思いや感情が伝わってくるようなエモーショナルな“舞い”は、バレエや舞台経験で身体表現力を磨いてきた趣里ならでは。映画は11月9日(金)より公開される。
関根光才監督 コメント
この曲は映画「生きてるだけで、愛。」のために世武裕子さんが書き下ろしてくれた曲で、僕個人としても非常に思い入れがあるとても印象的な曲ですが、MVを作るにあたっては映画の主演であった趣里さんに演じてもらいながらも映画とは切り離した主題で臨み、日本のクリエイティブシーンをリードしてきた写真家/映像監督の竹内スグル氏に撮影を依頼するなど、あえて異なるスタッフに参加して頂きました。刹那的に、しかし永遠に続く何かを切望し彷徨う女性として描かれる趣里さんの存在感と気迫ある動きはこのMVでも素晴らしく、撮影現場ではスタッフからの感嘆の声があがりました。彼女が新しい時代の本物の表現を担う一人であることを、このMVでも感じて頂けると思います。
映画『生きてるだけで、愛。』は11月9日(金)より全国公開
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