二階堂ふみ×山﨑賢人が14日、大阪・梅田ブルク7にて行われた映画『オオカミ少女と黒王子』舞台挨拶イベントに出席した。
当選倍率100倍の中当選した350名の観客の熱気は、二階堂と山﨑が登場すると最高潮に。MCの声も聞こえないほどの歓声に包まれる中、二階堂は「ありがとうございます。すごいですね。はげしい(笑)。賢人くんへの声援とともに私も暖かく迎えてくださって嬉しいです。今日は短い時間ですが楽しんでください」、山﨑「今日はみなさんお集まりいただいてありがとうございます。一足先に見て頂けるということで、この大スクリーンでみるべき映画だと思いますので、楽しんでください」と笑顔であいさつした。
本作で、恋に悩むごく普通の女子高生というこれまでにない役を演じた二階堂。「ひとつのカルチャーになりつつある少女漫画原作の映画化に参加できることが嬉しかったですし、久し振りに山﨑くんに会えるということも嬉しかったです」と最初にオファーが来た時の感想を明かし、「念願の廣木組ということもあり、いままでにやったことない役で、自分の中ですごく挑戦的な役でもありました。憧れの存在でもある山﨑くんからたくさんのことが学べるかなと思いましたし、実際に多くのことを学ばせていただきました」とエリカ役への思いを語った。
一方、これまでは爽やかなイケメン役が多かった山﨑。本作ではエリカを犬扱いするドSな濃いキャラを演じているが「少女漫画原作ものを何作かやらせていただいていたのですが、今回の役は今まで見せたことがないような役だったので、新しい面を見ていただけるのではと思いますし、廣木さんの現場でできることが楽しみでした」とコメント。役作りのために金髪に染めたことに「初めてのブリーチだったのではげるかと思いました。頭皮がすごく痛かったですが、無事に恭也になれてよかったです」とエピソードも明かした。
また、今回6年ぶりとなった共演について二階堂「山﨑くんは6年前と本当変わらないんですよね。そこが素敵なところだと思います。恭也と山﨑さんは全然違うのですが、すごく真摯に役に向き合っていて現場でも頑張っていらしたので、すごくかっこいいキャラクターに仕上がっていると思います。終盤に山﨑くんが爆走しているシーンを、知り合いの男性ライターさんなどが男でも惚れるシーンだったと言っていて、素敵なシーンだと思います」と絶賛した。
そんな山﨑は走るシーンについて「400mくらいずっと全力ダッシュなので、かなりきつかったです。神戸の橋を走ったのですが、監督に本番まで走らないでほしいと言われて。一発勝負だったので最初から全速力で走ったら、最後の100mくらいは本当にきつくて、顔もすごいことになってたと思います。映像は引きでばれない感じになってました(笑)」と撮影時の苦労を明かしていた。
本作は、恋愛経験ゼロなのに彼氏とのラブ話を語る“オオカミ少女”篠原エリカと、見た目は王子で中身は超ドSの“黒王子”佐田恭也の恋愛模様を描く絶対服従ラブコメディ。
映画『オオカミ少女と黒王子』は5月28日より全国ロードショー
【CREDIT】
原作:八田鮎子「オオカミ少女と黒王子」(集英社「別冊マーガレット」連載)
監督:廣木隆一
出演:二階堂ふみ、山﨑賢人/鈴木伸之、門脇麦、横浜流星、池田エライザ、玉城ティナ、吉沢亮/菜々緒
主題歌:back number「僕の名前を」(ユニバーサル シグマ)
配給:ワーナー・ブラザーズ映画 公式サイト:ookamishojo-movie.jp
©八田鮎子/集英社©2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会