『沈黙-サイレンス-』マーティン・スコセッシ、 世界的に顕著な業績を上げた芸術家を讃える高松宮殿下記念世界文化賞を受賞

マーティン・スコセッシ監督最新作、戦後日本文学の最高峰とも称される遠藤周作の「沈黙」を原作に描く歴史大作が『沈黙-サイレンス-』の邦題で2017年に公開される。この度、マーティン・スコセッシが、世界的に顕著な業績を上げた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞を演劇・映像部門で受賞したことが発表された。

沈黙
メイキング Photo Credit Kerry Brown

高松宮殿下記念世界文化賞とは、日本美術協会によって1988年に創設された賞で、絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像の各分野で、世界的に業績を残している芸術家に毎年授与されるもの。過去にフランシス・フォード・コッポラ監督、アッバス・キアロスタミ監督、ジャン=リュック・ゴダール監督、黒澤明監督などが受賞している。第28回となる同賞では、絵画部門=シンディ・シャーマン、彫刻部門:アネット・メサジェ、建築=パウロ・メンデス・ダ・ホッシャ、音楽部門:ギドン・クレーメルが選出されており、授賞式典は10月18日(火)に東京・元赤坂の明治記念館で行われる。

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沈黙-サイレンス-』は、17世紀江戸初期に、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるために日本を訪れた宣教師が、人間にとって本当に大切なものとは何かを模索していく歴史大作。キャストは『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドをはじめ、『シンドラーのリスト』『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』クワイ=ガン・ジン役のリーアム・ニーソン、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』カイロ・レン役のアダム・ドライバーに加え、日本から窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら実力派俳優陣が参戦する。

映画『沈黙-サイレンス-』は2017年全国公開

【CREDIT】
原作:遠藤周作「沈黙」(新潮文庫)
監督:マーティン・スコセッシ
出演:アンドリュー・ガーフィールド リーアム・ニーソン アダム・ドライバー 窪塚洋介 浅野忠信 イッセー尾形 塚本晋也 小松菜奈 加瀬亮 笈田ヨシ
配給:KADOKAWA
公式サイト:http://chinmoku.jp/

Photo Credit Kerry Brown

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