サム・ペキンパーが唯一残した戦争映画がデジタル・リマスター版で公開決定、町山智浩「生涯最高の映画」

『ワイルドバンチ』『ゲッタウェイ』などで知られる巨匠サム・ペキンパーが唯一残した戦争映画『戦争のはらわた』(原題:Cross of Iron)が、公開40周年を記念し、デジタル・リマスター版として公開されることが決定した。公開決定に合わせて、映画評論家・町山智浩からコメントが到着した。

戦争のはらわた

圧倒的な演出スタイルと斬新な編集で今までの映画様式を塗り変え、その非情な暴力描写の中に、人間の孤独と哀しみを描き出してきたサム・ペキンパー(1925~1984)。その激しいバイオレンス描写から“血まみれのサム”の異名をもつペキンパーが、唯一残した戦争映画が本作だ。第2次世界大戦下のロシア戦線を舞台に、ドイツ軍とソ連軍の壮絶な死闘をドラマチックに描き出す。ジェームズ・コバーンをはじめ、マクシミリアン・シェル、ジェームズ・メイソン、デヴィッド・ワーナー、センタ・バーガーが出演している。

戦争のはらわた

町山智浩(映画評論家)コメント


『戦争のはらわた』封切り日、
朝から晩まで4回連続で観て、
翌日も同じことをしました。
それからずっと生涯最高の映画です。

映画『戦争のはらわた』は8月26日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開

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