映画『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2』<前編>公開直前プレミア上映会が6日、都内・TOHOシネマズ新宿にて行われ、ナオト・インティライミと監督の加藤肇が登壇した。
2017年1月31日に「もう一度自分の原点に戻るために旅に出る」と宣言し、世界を回っていたナオト・インティライミが、アフリカ大陸・ルーマニア・スウェーデン・ドイツなど世界19ヵ国を周った濃密な経験に密着したドキュメンタリー映画の第2弾。約半年間の旅・計19か国・総撮影1000時間に及ぶ旅の記録を、前編&後編の二部にわたって描き出す。
完成したばかりの作品を、観客とともに観賞したナオトは「初めてのこの瞬間を、大切な皆さんと観たいと思っていたので良かったです!もう第3者の目線で吸い込まれるように観ていました。ただただ、僕は旅をしていただけなんですが、これを作品として撮ってくれた監督・スタッフの皆さんに感謝します。胸が熱くなりました」とコメントし、充実した表情をのぞかせた。
今回、デビュー前の500日以上に渡る世界一周以来、13年ぶり世界19か国を周る長旅を経験したナオト。再び旅に出た理由・心境を問われると「7年前の3回目のデビューで、いろんなことが動き出した。まず感謝です。その中で音楽との向き合い方が変わってきて...ずーっと音楽が好きっていう根本は変わってないんだけど、(仕事などで)やるべき事にずっと追われる状態が続いていて。このまま音楽を続けてても、心が不健康になりつつあるなと思って旅に出ました」と明かす。
「10年、20年先も自分から音楽を追っているような心でやるために、半年以上この日本の音楽業界から離れました。すごくリスキーだったけど、長い目で見て決意して旅に出られた事...今では本当にこの決断は間違ってなかったと。旅に出て良かったと思います」と真摯に語った。
イベントでは、ナオトがこの旅からインスパイアを受けて書き下ろした主題歌「Sunday」をサプライズ生披露。エネルギッシュで生き生きとしたナオトにしか生み出せない空間をファンとともに作り上げた。
ナオトは「旅から帰ってきて、いろんなアイデアが浮かんできた。感じたままのものに『どれから手をつけようか』とギターを手に取った時にまずこの歌が浮かんできた。この曲を皮切りにブワーッと曲を作ってきたら、コンセプトアルバム28曲になっちゃった(笑)」と笑顔をのぞかせた。本楽曲がリード曲となるコンセプトアルバムは11月22日(水)にリリースされる。
映画『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2』は11月23日(木・祝)より前編、2018年1月5日(金)より後編が全国公開
(C)2017「ナオト・インティライミ冒険記2」製作委員会