日本人監督史上初の快挙!是枝裕和監督『真実』第76回ヴェネチア国際映画祭コンペ部門オープニング作品に決定

是枝裕和監督の新作『真実』が第76回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門オープニング作品、同時にコンペティション部門出品作品が決定した。

真実

昨年のカンヌ国際映画祭で日本映画21年ぶりの快挙となる最高賞“パルムドール”を受賞し、興行収入46億を超える大ヒットとなった映画『万引き家族』を手がけた是枝裕和監督。今や世界中で新作が待ち望まれる是枝監督の、長編14作目となる最新作にして初の国際共同製作映画となる。

是枝監督の元に、世界トップレベルの俳優陣が集結した本作は、全編フランスにて撮影。主演は映画界の至宝といわれる『シェルブールの雨傘』(63)のカトリーヌ・ドヌーヴ。自身のイメージとも重なるような「国民的大女優」役を演じる。彼女の娘役に『ポンヌフの恋人』(91)のジュリエット・ビノシュ、娘婿役にアカデミー賞助演男優賞にもノミネートされた『6才のボクが、大人になるまで。』(14)のイーサン・ホークら錚々たるキャスト陣を迎え、母と娘の間に隠された、ある「真実」を巡って物語が展開される。

ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭と並び【世界三大映画祭】と呼ばれ、世界最古の歴史を持つ由緒あるヴェネチア国際映画祭。その映画祭の中でも本年度の顔として最も注目を集めるのがコンペティション部門のオープニング作品。その栄えあるオープニング作品に、日本人監督が手掛ける作品が選ばれるのは、史上初の快挙となる。

昨年、『万引き家族』で参加したカンヌ国際映画祭で最高賞“パルムドール”を受賞した是枝監督。ヴェネチア国際映画祭には、1995年に監督デビュー作で金オゼッラ賞を受賞した『幻の光』(95)、2017年にコンペティション部門に出品した福山雅治主演作『三度目の殺人』(17)以来、3度目の参加となる。

是枝裕和監督 コメント


私の新作『真実』が、ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門オープニング作品に選ばれたという嬉しいお知らせを頂きました。大変光栄です。映画祭関係者の皆さんにまず感謝致します。撮影は昨年の秋に10週間パリで行いました。発表された通り、キャストは本当に華やかなのですが、物語の七割は家の中で展開していく、小さな小さな、家族のお話です。

その小さな宇宙の中に出来る限りの後悔や嘘や見栄や寂しさや、和解や喜びを詰め込んでみました。どうぞ、お楽しみください。

是枝裕和

映画『真実』は10月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
※原題『La Vérité』はフランス語で「真実」の意

(C)2019 3B-分福-MI MOVIES-FRANCE 3 CINEMA

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