大友克洋(原作・監督)による劇場アニメーション『AKIRA』のIMAX上映が決定した。
ヤングマガジン(講談社)にて1982年12月より連載が開始された「AKIRA」。その独創的な世界観を持ったコミックは、国内はもちろん海外にまでその名を広め、書籍・キャラクターグッズ等、驚異的な数字を記憶し、世界的なセールスに成功したマンガ史に残る傑作のひとつだ。その原作者・大友克洋自らが監督を務め、製作期間3年、総制作費10億円という、当時のアニメーションでは考えられないほどの時間と労力、そして最高のアニメーション技法を惜しげもなく費やし、1988年に世界的劇場アニメーション『AKIRA』が誕生した。
最高機密「アキラ」を中心として、現代の政治と宗教が入り組み、それに若者たちのエネルギーが炸裂し、スケールはますます大きくなっていく。予測不可能なストーリー展開はもちろん、細密画のように綿密に描きこまれた各カット、息つく間もないスピーディーなアクションシーンは圧巻。そして映画のテーマである、破壊の後の“再生”への願い。『AKIRA』は壮大なSFアニメであると同時に、熱いヒューマン・ドラマでもある。
公開から30年以上の時を経た2020年。奇しくも『AKIRA』の劇中でも舞台となっている本年、IMAXでの上映が決定。現在日本にIMAXが導入されている全国36館で4月3日(金)より公開される。35mmマスターポジフィルムから4Kスキャン&4Kリマスターを施し、音楽監督・山城祥二指揮のもと、半年もの時間をかけて細部にまでこだわりぬいた5.1ch音源のリミックスも実施した。
映像制作最新鋭の技術を最大限に駆使したIMAXは、大スクリーンに映し出される鮮明な映像と、パワフルな高音質サウンドで『AKIRA』を楽しめる。覚醒した「力」の爆心地にいるかのような轟音、金田のバイクに一緒に乗ってネオ東京を走っているかのようなクリアな映像など、『AKIRA』の世界の中に入ったかのような臨場感は、IMAXでのみ体験できる。
また、Ultra HD Blu-rayかBlu-rayどちらでもリマスター映像を楽しめる「AKIRA 4Kリマスターセット」が4月24日(金)に発売。生まれ変わった映像を家庭でも鑑賞できる。
TOHO THEATER LIST
URL:https://theater.toho.co.jp/toho_theaterlist/akira_imax.html
映画『AKIRA』IMAXは4月3日(金)より上映
(C)1988マッシュルーム/アキラ製作委員会