レッド・ツェッペリン誕生の軌跡を追った初の公式ドキュメンタリー『レッド・ツェッペリン:ビカミング』をIMAXで観るべき理由とは――。9月26日 (金) 公開

©︎ 2025 PARADISE PICTURES LTD.

レッド・ツェッペリン』誕生の瞬間をIMAXで目撃せよ!
2025年9月26日(金)公開

伝説的ロックバンド「レッド・ツェッペリン」の結成秘話と世界的ブレイクまでの道のりを、修復された膨大なアーカイブ映像とオリジナルメンバーの貴重な証言で辿り、掘り下げていく奇跡のドキュメンタリー映画『レッド・ツェッペリン:ビカミング』が、9月26日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開。全国のIMAX劇場でも同時公開される。

未公開映像と肉声で迫る“真実のレッド・ツェッペリン”

デビューアルバムでいきなり世界を熱狂の渦に巻き込んだバンド「レッド・ツェッペリン」の出発点には、いったい何があったのか――。未公開のジョン・ボーナムの生前音声のほか、メンバーの家族写真や映像、初期のライブシーンなどの貴重なアーカイブ映像の中に、歴史的ニュース映像をちりばめ、知られざるバンドの歩みをメンバー自身の証言で振り返っていく本作。バンドを評するマスコミ記事の文面が映されることはあれど、「語り部」はあくまでも本人であること。そして、ライブでの演奏シーンについてもサビ付近のみの引用にとどまることなく、1曲まるごと存分に堪能できるのも本作ならではの特徴だ。

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IMAXだからこそ体感できる“没入感”

『レッド・ツェッペリン:ビカミング』を、視界いっぱいに広がる巨大なスクリーンに高解像度で映し出される鮮やかな映像と、臨場感あふれる高音質の上映環境が整うIMAXで鑑賞すれば、ジミー・ペイジ(ギター)、ジョン・ポール・ジョーンズ(ベース/キーボード)、ジョン・ボーナム(ドラムス)、ロバート・プラント(ヴォーカル)と同じ空間に居合わせ、彼らの思い出話に耳を傾けているかのような錯覚を覚えると同時に、時空を越え、まさにいま目の前で「レッド・ツェッペリン」の伝説のライブを目撃した気分に浸れるはずだ。

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公式承認のドキュメンタリー作品は“初めて

「レッド・ツェッペリン」に関する公認ドキュメンタリーとしては、1973年のアメリカ・ツアーを中心に構成された『レッド・ツェッペリン 熱狂のライブ』(1976)以来だが、映画の企画から撮影、そして完成に至るまで、メンバーや遺族が歩調を合わせ、「公式」のお墨付きを出したのは、今回が初めてのこと。そもそも、インタビューやテレビ番組での演奏さえも拒んでいたこのバンドにとっては映像素材自体が貴重であり、まして1本の記録映画のためにメンバーが新たな証言を行うなど、過去半世紀においては想像すらできなかったと、バンドに詳しい識者はその希少性を口にする。

だが、バーナード・マクマホン監督の熱意が奇跡を巻き起こした。プロデューサーのアリソン・マクガーティと共に、ドキュメンタリーの構成台本および、それを絵コンテの形でまとめたものを、革製の装丁本として作成し、ジミー・ペイジにプレゼン。その正確性と音楽に焦点を絞った内容に感心したペイジが、他のメンバーの承諾と参加を条件に、本作の企画を了承したことから、この歴史的な快挙に繋がったという。

バンドの音楽を聴き、当時の彼らのありのままの姿を目にし、そこに居た人々や時代の空気を感じ取る。そして、その時代の社会状況や世界情勢を合わせて理解することで、なぜこのバンドがこういう道を歩んできたのかを、映画を通し、観客に深く理解してもらいたい。そのためには、スクリーンに映し出されるアーカイブ映像が鮮明であればあるほど、その世界に没入しやすくなるに違いない。そう考えたマクマホン監督は、すべてのフィルム映像を1コマ1コマ丹念に手作業で修復し、写真素材を含むアーカイブのすべてをクリーニング。さらに、ライブ映像が残っていない楽曲の演奏部分については、レコーディング・スタジオの映像やニュース映像を重ね合わせるなどさまざまな工夫を凝らし、デジタルとアナログのよさを融合した作品に仕上げた。

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数十年の眠りから蘇った“ボーナムの肉声”

メンバーのインタビューは2018年に行われたが、1980年に不慮の死を遂げたドラムスのジョン・ボーナムに関しては、生前にオーストラリア人ジャーナリストが行ったとされるインタビュー音源を、1年かけて発掘。キャンベラのラジオ・アーカイブに眠る3万本のテープの中から発見され数十年ぶりによみがえったボーナムの肉声は、メンバーさえ初めて聞く内容であり、本作において晴れて正式公開の運びとなった。

未公開素材は、ボーナムの生前音声ばかりではない。本作で紹介される発掘映像は、ヤードバーズ名義時代のデンマーク・ギグや≪グッド・タイムズ・バッド・タイムズ≫のセッション風景のほか、1970年1月9日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた公演など、観客の目にも耳にも、新鮮な素材ばかり。もちろん、いずれの演奏もデジタル時代の恩恵にあやかった最新のサウンド・ミックスを完遂した。

そんな極めて情報量の多い本作を鑑賞するのにふさわしい環境こそが、大スクリーンと最高峰のサウンドで観客に没入感を促す、IMAXなのである。インタビューシーンでは、未公開となるボーナムの肉声に嬉しそうに反応するメンバーの微細な表情まで鮮明に映し出し、かたやエネルギッシュなライブシーンでは、ギターリフや体の芯まで揺さぶるドラムの迫力に圧倒され、彼らのシャウトに心ゆくまで酔いしれられる。

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ペイジが語る“夢の実現”、伝説の誕生をIMAXで体感せよ!

「自分の中に人と違うものがあればその才能を信じて伸ばす努力をするべきだ。目標に本当に忠実であり続ければ、夢は実現できるはず。自分の体験からそう信じてる」

そう語るジミー・ペイジを始めとするオリジナルメンバーの肉声と臨場感あふれる演奏シーンにより、レッド・ツェッペリンが頂点に至るまでの道筋を誰もが再体感できるユニークかつ最高の没入型映画オデッセイ『レッド・ツェッペリン:ビカミング』。

リアルタイムでハートを撃ち抜かれ、長年追いかけてきた往年のファンはもちろんのこと、たとえ「いままで彼らの音楽に一度も接したことがない」ティーンエイジャーであったとしても、彼らの歩んできた道のりを時代の空気と共に知ることは、これからの人生の選択の参考になるに違いない。伝説誕生の瞬間を、IMAXで体感せよ!

(文・渡邊玲子)



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