阿部サダヲ主演の異色時代劇『殿、利息でござる!』に、今季の『JR SKI SKI』のイメージガールとしても話題の山本舞香が出演していることがわかった。
磯田道史の著作『無私の日本人』の一編、『穀田屋十三郎』を、『白ゆき姫殺人事件』『予告犯』の中村義洋監督が映画化した本作。今から250年前の江戸中期、仙台藩吉岡宿を舞台に、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るために立ち上がった庶民たちの奮闘を描く。
造り酒屋を営むかたわら、宿場町の行く末を心から憂える、実在した主人公・穀田屋十三郎(こくだや・じゅうざぶろう)役に阿部サダヲ。町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治(すがわらや・とくへいじ)に瑛太。十三郎の弟で、吉岡宿一の大店・造り酒屋の浅野屋の主・浅野屋甚内(あさのや・じんない)を妻夫木聡が演じる。
山本役どころは、瑛太扮する篤平治の新妻・なつ。自称『町一番の“キレ者”』として宿場町の救済に励もうとする夫を、年の差・14歳ながら叱咤激励し、しっかりと支える若妻を演じる。
「時代劇映画への出演は初めて」という山本は「衣装合わせの時に中村監督から『篤平治となつは、実際に同じお墓に入るくらい仲がよかったんだよ』と聞きました。夫婦で同じお墓にはいるということが、当時は珍しかったと聞いて驚きましたが、すごく仲がよかった夫婦と伝わるように心がけて演じました」とコメント。
中村監督は「空手が黒帯だそうで、試しに手のひらに正拳突きをお願いしたら、肘が2〜3日おかしくなりました」と山本の意外な一面を明かし、「舞香ちゃんの魅力は、周りを飲み込むパワーを持つ明るさ。これはもう、本人も気づいてない“パワー”としか言いようのないものです」と絶賛した。
映画『殿、利息でござる!』は5月14日より全国公開
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原作:磯田道史『無私の日本人』所収「穀田屋十三郎」(文春文庫刊)
監督:中村義洋
出演:阿部サダヲ/瑛太/妻夫木聡/竹内結子/松田龍平 他
配給:松竹
©2016「殿、利息でござる!」製作委員会