11日は成人の日でした。新成人のみなさん、おめでとうございます!!
久しぶりに実家に帰り、懐かしい友達に会ったりと、一生に一度きりの成人の日を楽しんだ方も多いのではないでしょうか。
今回は、これから大人への階段をのぼる新成人におすすめしたい、プロフェッショナルたちの姿を描いた映画をご紹介します。
◼︎『陽はまた昇る』(2002)
──VHS誕生の裏にある男たちの執念のドラマ
映画やドラマは、DVDやネットでみる時代ですが、少し前まではカセットテープ式の「VHS」が主流でした。この映画はそんなVHS誕生にまつわる実際のエピソードを、西田敏行主演で描いた物語です。
高度経済成長の日本。カラーテレビも完成した当時、ビデオ事業は当たれば5000億円のビジネスになると言われ、家庭用VTRの登場が待ち望まれていた。当時、弱小メーカーと呼ばれていた日本ビクターもビデオ事業に乗り出すが、不採算部門で、いつ事業が解散してもおかしくない状態だった。社内で「クビ同然」と噂されながら“お荷物部署”のビデオ事業部に異動することになった加賀谷静男(西田敏行)はビデオ事業部の有様を見て愕然とする。しかし、加賀谷は内に情熱を秘め、新しい家庭用VTRを開発することを胸に誓う……。
泥沼のなか、諦めずに一生懸命にやれば、乗り越えた先には夢の実現が待っていると証明してくれた日本ビクターのビデオ事業部。そんな努力のプロフェッショナル達の姿から、仕事へどう取り組むべきか考えさせられる映画です。
◼︎『ファッションが教えてくれること』(2009)
──彼女の決断が、世界のファッションを動かす
『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープが演じた編集長ミランダのモデルとして知られている「VOGUE」誌の編集長アナ・ウィンターに密着し、「VOGUE」9月号ができるまでを描いたドキュメンタリー映画です。
“世界で最も影響力のあるファッション雑誌”として知られている「VOGUE」誌は、1年で最も重要な9月号秋のファッション特大号の締め切りを5ヶ月後に控えていた。 編集長アナ・ウィンターは、完璧な物にするために、写真の一枚一枚にこだわりながら仕事をし、要らないものを切り捨てる。編集部員もそんな彼女の要求に必死で応えようとしていた……。
妥協は一切しないアナの元、編集部員ひとりひとりが誇りと情熱を持って世界のファッション・トレンドを作り上げていく。彼女達の仕事に対する姿がとてもかっこいい映画です。ファッション業界を目指す人におすすめの1本。
◼『︎二郎は鮨の夢を見る』(2013)
──「仕事に惚れなきゃだめなんだよ」
みなさんは、「すきやばし次郎」という鮨屋を知っていますか。
東京・銀座の地下あるたった10席ほど鮨屋「すきやばし次郎」。そこの店主である小野二郎の姿を追ったドキュメンタリー映画。「ミシュランガイド東京」で5年連続最高の三つ星を獲得し、ヒュー・ジャックマンやケイティー・ペリーといった海外セレブたも来店する名店だ。その寿司に感銘を受けたアメリカ人のデビッド・ゲルブが、3カ月にわたり密着し、85歳になる小野二郎の技を極めようと探求し続ける姿と、親子であり師弟でもある二人の息子を通じて偉大なる父への敬意と、父に追いつこうと奮闘する姿を描く。
一貫ずつに込められた職人の想い。「仕事に惚れなきゃだめなんだよ」という二郎さんの言葉から、一生かけて1つのことを極め続けることの大切さを教えてくれる映画です。
◼︎『ソーシャルネットワーク』(2011)
──わずか数年で億万長者になった大学生の青年
ハーバード大学の青年が、世界最大のSNS“Facebook”を創設する過程を描いたヒューマンドラマです。Facebookをやっている人も多いはず!普段使っているFacebookがどんな経緯で誕生したのか気になりませんか?
2003年、ハーバード大学に通う19歳の学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)はボストン大学に通う恋人にフラれる。怒ったマークはブログに彼女の悪口を書き並べ、さらに腹いせにハーバード大学のコンピュータをハッキングし、女の子の顔の格付けサイト「Facemash」を立ち上げる。サイトは瞬く間に話題となり、立ち上げから2時間で2万2000アクセスを集め、4時間で大学のサーバーをダウンさせてしまうが……。
大学生でも世界を変えることができる、SNSのプロフェッショナルがITの無限な可能性を教えてくれる映画です。これをみたら何か新しいことをはじめたくなるかも!
◼『︎世界一美しい本を作る男 シュタイデルとの旅』(2013)
──“本に魅せられた男”、ゲルハルト・シュタイデル
「世界一美しい本を作る」と称される出版社を知っていますか。有名写真家が年々も前から予約し、ノーベル賞作家からシャネルのカタログまで幅広く担当する出版社です。
ドイツの小さな出版社シュタイデル。その経営者であるゲルハルト・シュタイデルが世界を飛び回りながら本をつくる様子を追ったドキュメンタリー映画。印刷機から出てくる一枚一間の写真や原稿をチェックし本作りに情熱を注ぎ、今や有名写真家が作品を出版する為に何年も待ち、扱うのはノーベル賞作家の新作からシャネルのカタログまでと幅広く、世界中にコレクターがいる。
「世界一美しい本」を作るためには、情熱をもち、納得いくまで作業を続ける。メールで打ち合わせするのではなく、直接人と会う。そんなシュタイデルの完璧を追求する姿勢が世界一美しい本を作っているのかもしれません。また、本好きの人にはたまらない1本です。
以上、プロに学ぶ、仕事の流儀映画でした。 ぜひこの映画をみて将来の自分を描いてみてください!
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