今年1月にこの世を去ったデヴィッド・ボウイ。彼が初主演を務めた 1976年公開の映画『地球に落ちて来た男』の追悼上映が7月16日より公開ほか、全国各地での爆音上映も決定した。
ウォルター・テヴィスの同名SF小説を『美しき冒険旅行』『赤い影』のニコラス・ローグ監督が映画化し、新天地を求めて地球に降り立った宇宙人をボウイが演じている。
2016年1月10日にこの世を去ったデヴィッド・ボウイ。その2日前に69歳の誕生日を迎え、2年ぶりのアルバム「ブラックスター」を発表したばかりだった。当初、ボウイはこの映画のための曲も用意していたが、あくまでも俳優として、被写体としてのデヴィッド・ボウイを必要としていたローグ監督の要請もあって、演技に全力を注ぐことになった。俳優に専念することに なったボウイの代わりに音楽を担当したのは、ママス・アンド・パパスのリーダー的存在であったジョン・フィリップス。本作のサウンドトラックには、当時のストーンズのギタリスト、ミック・テイラー、日本人のパーカショニスト、 ツトムヤマシなどが参加した。劇中の挿入曲として、ルイ・アームストロング「ブルーベリー・ヒル」、ロイ・オービソン 「ブルー・バイユー」、アーティ・ショウ「スターダスト」など、懐かしの名曲が印象的に使われている。
映画『地球に落ちて来た男』は7月16日よりユーロスペース、シネマート心斎橋ほか全国順次ロードショー
【先行爆音上映】
「爆音映画祭 in 京都 2016」 5月19日、20日
「爆音映画祭 in 神戸 2016」 7月16日〜22日予定
以降、「爆音映画祭 in 仙台」「YCAM 爆音映画祭 2016」でも爆音上映
【CREDIT】
監督:ニコラス・ローグ
出演:デヴィッド・ボウイ、リップ・トーン、キャンディ・クラーク、バック・ヘンリー 、バーニー・ケイシー ほか
原題:The Man Who Fell To Earth
提供:京都みなみ会館、boid 配給:boid
© 1976 Studiocanal Films Ltd. All rights reserved.