山﨑賢人×三浦友和が初共演、ピアノの調律に魅せられた青年の成長描く宮下奈都原作「羊と鋼の森」映画化

「火花」「君の膵臓をたべたい」などの話題作を抑え、2016年本屋大賞第1位を受賞した宮下奈都原作、累計発行部数50万部突破の同名小説「羊と鋼の森」が映画化。山﨑賢人、三浦友和が初共演、監督を『orange オレンジ』の橋本光二郎が務めることが発表された。

羊と鋼の森
(C)2018 「羊と鋼の森」製作委員会

本作はピアノの調律に魅せられた一人の青年の成長物語。北海道の高校に通う外村は調律師・板鳥と出会い、感銘を受け、ピアノの調律師として生きていくことを決意。板鳥がいる江藤楽器で働き始め、ピアノと繋がる多くの人と出会い、調律師としての自分を探し求め成長していく。

ピアノに魅せられる主人公の青年・外村直樹を山﨑賢人が、外村に感銘を与え、彼の人生を導いていく調律師・板鳥宗一郎を三浦友和が演じる。ピアノの一音から景色や森の匂いを感じ取る調律師という難しい役に、今最も勢いのある若手俳優と日本を代表する実力派俳優が挑戦。主演の山﨑は「調律そして、森とピアノの独特の表現をどう映像にしていくのかすごくわくわくしています。外村直樹をとにかく一歩ずつ丁寧に生きたいと思います」と意気込み。三浦は「我々俳優陣も原作の音色を壊さないよう、より繊細な心で臨みたいと思います」とコメントを寄せた。

山﨑は昨年末よりピアノの調律の練習を重ねており、クランクイン前には他のキャストより先に北海道に入り、合宿で練習を行い、役作りを固めている。

山﨑賢人 コメント


原作を読んで音、景色、匂い、人と人との関係、全てが繊細で丁寧ですごく優しい空気で描かれているなと思いました。才能が必要なのか、努力が必要なのか、誰の為の仕事なのか、調律師、そして、人として悩み、失敗しながらも一歩一歩成長していく外村にすごく共感しました。どの職業で生きている方にも共感してもらえるものが必ずあると思います。調律そして、森とピアノの独特の表現をどう映像にしていくのかすごくわくわくしています。そして外村直樹をとにかく一歩ずつ丁寧に生きたいと思います。

『orange』でお世話になった橋本監督、そして大先輩である三浦友和さんと共演させて頂くこともすごく楽しみです。

調律の練習に関してのプロデューサーコメント


山﨑賢人さんは練習開始当初、初めて見る調律の作業に驚いている様子でしたが、真剣な目で作業行程を追いながら、熱心に練習に取り組んでいます。

三浦友和 コメント


一人の高校生が調律師になりたいと思うきっかけになったピアノの一音。森の匂いのする音、景色の見える音。どう映像化し、聞かせるのか、橋本監督に一読者として期待しています。我々俳優陣も原作の音色を壊さないよう、より繊細な心で臨みたいと思います。

原作者・宮下奈都 コメント


映画化が決まったとき、ドキドキしました。うれしさだけではない、不安も混じったドキドキでした。『羊と鋼の森』は読んでくれた人の胸の中でだけ響く物語だと思っていたからです。映画では、調律によって変化していく音色をどんなふうに表現するのか、あの森の匂いを、気配を、音をどうやって映像化するのか。やれるものならやってみてください、という気持ちでした。実をいうと今もドキドキしています。素晴らしい監督と俳優陣の名前を聞いて、今は期待でドキドキしながら、映画をとても楽しみにしています。

橋本光二郎監督 コメント


静かで美しいが、同時に力強いものを秘めた映画。「羊と鋼の森」は、そのような映画になってほしいと思っています。雪に包まれた北海道の地や、流麗なピアノ曲が美しいのは確かですが、それ以上に、まっすぐ、ただまっすぐひたむきに自分の仕事や人生に向かっていく人間の姿こそが何よりも美しいのだという思いが、観てくれた方々に熱く伝わってくれればと思います。

(C)2018 「羊と鋼の森」製作委員会

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