ディズニー・アニメーションの名作を、エマ・ワトソン主演で実写映画化した『美女と野獣』が4月21日より全国公開される。この度、ベルと野獣のキャラクターポスターが解禁となった。
1992年に公開された『美女と野獣』は、史上初のアカデミー賞作品賞ノミネートという快挙を成し遂げ、作曲賞&歌曲賞を受賞し、ストーリー、音楽、芸術性と映画として高い評価を得ている。実写版で主人公・ベル役を射止めたのが「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン。共演にダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンスが名を連ね、監督をアカデミー賞をはじめ数々の映画賞に輝くミュージカル「ドリームガールズ」「シカゴ」などを手掛けたビル・コンドンが務める。
「ベルはディズニーヒロインの中で、初めて独立した女性であり、王子様が現れるのをひたすら待っているのではなく、もっと自ら何か学ぶことのほうに興味があるキャラクターだ」と、監督のビル・コンドンがコメントしているように、自ら運命を切り開いていく女性ベルは、シンデレラや白雪姫、それまでのヒロイン像とは一線を画す存在。
ストーリー展開で最も斬新だったのが、恋に落ちる過程。野獣はかつて美しい王子だったが、魔女によって醜い姿に変えられてしまった。そんな彼の呪いを解くカギは“真実の愛”を知ること。醜い自分には到底愛など得られないと城に閉じこもっていた野獣。しかし、ベルは野獣の恐ろしい姿に怯むことなく一人の人間として接し、野獣のもつ本当の優しさに気づいていく。見かけではなく、目に見えない大切なものを見通せるベルは、野獣に寄り添い閉ざされた心の扉を開いていく。単なる相手への恋心ではなく、心と心で繋がりあう“真実の愛”が描かれた物語は今も多くの人々を魅了し、2人が心を通わせる様は美しいメロディと歌で表現され、ミュージカル作品としても高い評価を得た。
従来のように王子がヒロインを救い出すのではなく、ヒロインが王子に手を差し伸べ心の扉を開いていく点も多くの女性から支持を受け、ベルは数多くのディズニープリンセスの中でも屈指の人気を誇っている。
そんな繊細な演技が求められるベルを実写版で演じ切ったのが、今回大抜擢された女優:エマ・ワトソン。ハリー・ポッターのハーマイオニー役で一世を風靡した彼女が少女のイメージを払拭し、心の葛藤に悩みながらも、真実の愛を貫くベルを見事に体現している。彼女自身「ベルを物語に流されてしまうタイプではなく、自分の運命を自分でコントロールできるように描きたかった。先を見越して行動するような女性にしたかったの」とコメントしており、エマだから実現できた地に足のついたリアルなキャラクターを見ることができそうだ。
また、今回はアニメーション版では描き切れなかったベルや野獣のバックグラウンドが初めて語られることとなり、ベルと野獣の心の絆がよりドラマチックに彩られる。
映画『美女と野獣』は4月21日(金)より全国公開
【CREDIT】
監督:ビル・コンドン
出演:エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス
原題:Beauty and the Beast 全米公開:2017年3月17日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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