満島ひかり4年ぶり単独主演作『海辺の生と死』新たに永山絢斗ら出演、公開日は7月29日に決定

2013年公開の『夏の終わり』以来4年ぶり、満島ひかり単独主演となる映画『海辺の生と死』の公開日が7月29日(土)に決定し、追加キャストが発表された。

海辺の生と死

本作は、「私小説の極北」と評され戦後文学の傑作として現在も多くの読者を惹きつけている長編小説「死の棘」で知られる島尾敏雄と、自身も作家である妻島尾ミホが、それぞれ出会いのエピソードを綴った小説「島の果て」「海辺の生と死」の2作品を原作に、2人が出会い永遠に解くことのできない赤い糸で結ばれるまでの時間を描いた「死の棘」へと続く美しい愛の物語。

海辺の生と死

今回出演が発表されたのは、満島扮するトエの恋人で島尾敏雄をモデルとした朔(さく)中尉役に永山絢斗、島で慈父(うんじゅ)と慕われるトエの父親役に津嘉山正種、朔中尉の部下・大坪役に井之脇海、自分より若い上官に鬱屈した表情を見せる兵士役に川瀬陽太が選ばれた。永山は現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロインの夫役を演じており、お茶の間の好感を得ている俳優のひとり。本作では、文学三昧の生活から、突然特攻艇隊隊長に任じられた一人の青年の生きる姿を好演している。

永山絢斗 コメント


瀬相(せそう)港で一人フェリーを待つ間、ワクワクを抑えきれず防波堤を走って海に飛び込んだのは紛れもなく『この、僕』でした。どの島とも異なる独特な雰囲気を持つ奄美大島加計呂麻島で送った撮影の日々に、監督・共演者・スタッ フ・出会うことの出来た全ての皆さん、海に・砂浜に・動物たちに・たくさんの緑に、 そして島尾敏雄さん島尾ミホさんへの感謝の気持ちでいっぱいです。

朔という一人の男の胸の内の葛藤に、僕自身も苦しみ、心が同じように高鳴って、幸せを感じることが不思議なまでに出来ました。 そして僕の中で朔という男は、今でも軍服を着たままの姿で、壁一枚隔てたすぐ向こう側にいるように感じるのです。

映画『海辺の生と死』は7月29日(土)テアトル新宿ほか全国順次公開

【CREDIT】
出演:満島ひかり 永山絢斗 井之脇海 川瀬陽太 津嘉山正種

監督・脚本:越川道夫
原作:島尾ミホ「海辺の生と死」(中公文庫刊)/島尾敏雄『島の果て』ほか
公式HP:www.umibenoseitoshi.net

(C)2017 島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ

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